ミスユニバースに潜む闇。違法カジノ広告疑惑、告発はミスグランドCEO。それでも開催に影響なし?!

タイ警察は、第74回ミスユニバース世界大会に関連する違法オンラインカジノの宣伝疑惑について捜査を開始しました。

この疑惑は、ミス・フィリピンを含む出場者が関与した可能性があるとして、今月バンコクで開催予定の大会を揺るがせています。

告発の概要

告発を行ったのは、ミスグランド・インターナショナル(MGI)CEOであり、ミスユニバース・タイランド主催委員会代表のナワット氏。

ナワット氏は、ミスユニバース機構(MUO)のスタッフが、出場者に対しバンコクのホテル内でオンラインカジノ関連企業の宣伝映像を撮影させたと主張しています。
これはタイ法で禁止されている行為です。

ミス・フィリピンの写真が焦点に

11月3日、バンコク首都警察が即時捜査を命令します。

捜査では、ミス・フィリピンがカジノ関連ロゴ入りの枕を持つ写真が証拠として注目されました。

このロゴは、フィリピン拠点のギャンブルサイトと関連があるとみられています。

主催委員会によれば、そのスポンサーは正式契約リストに含まれていない企業であるとのことです。

警察は、問題のサイトが実際に違法オンラインカジノとして運営されているかを確認中で、刑事訴追に発展する可能性があります。

主催側の見解

MGI側は声明を出し、
「我々は一切関与していない。オンラインカジノ関連のスポンサーを推進したのはミス・ユニバース機構(MUO)のみ」
と主張しています。

ナワット氏自身も警察に出向き、自社および委員会の関与を全面否定しました。

複雑な組織構造

ミス・ユニバース機構(MUO)は1952年創設。

現在はタイのJKNグローバル・グループと米国のレガシー・ホールディング・グループによる合弁会社「JKNレガシー社」が運営しています。

2024年末に、ラウル・ロチャ・カントゥ氏(会長)とマリオ・ブカロ氏(CEO)が就任。

一方、ナワット氏は2025年初頭にミス・ユニバース・エグゼクティブ・ディレクターにも就任しており、現在、MGI代表、タイ開催委員会会長、MUO幹部という三つの重要な役職を兼任。

そのため、自身が関与する組織を告発している点が注目されています。

大会は予定通り開催へ

現時点で、警察の捜査が大会スケジュールに直接影響を与える兆候はなく、ミス・ユニバース2025世界大会は11月2〜21日にバンコクで開催予定です。

主催委員会は「捜査の進展に応じて公表を続ける」としています。

これは本誌の憶測でしかありませんが、このミスコンテストがらみの話(あえて具体名は避けますが記事をよく読んでください)、タイの企業が買収した辺りから、汚職や不正の話がバンバンでてくるのですが、キナ臭くてイマイチ信用できません。
何かもっと内部の権力闘争的なもの絡んでいるような気がしてなりません。
あまりにも一つに権力が集中しすぎています。

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