死者の街? ロイクラトン祭を前に、チェンマイ市長が花を黒く塗りつぶす。王太后追悼のため?!

本当に追悼の気持ちをもっていないと、はき違えてしまいます。

タイ・チェンマイ市が来週に開催されるイーペン祭(ロイクラトン祭)を前に、ターペー通りの道路中央に設置したカラフルな花とイルミネーションの装飾を「黒」に塗り替えたことが、現在大きな話題となっている。

派手な色合いのランタンも黒く塗り直され、これはシリキット王太后への追悼と敬意を表すためだという。

この作業は、アッサニー市長が、自ら現場で指揮をとって行われた。

市側は、黒く塗り替えた理由について、

「慈愛の流れ、王母陛下への敬礼、民は皆、永遠に忠誠を心に刻む」

というテーマに基づいたものだと説明している。

しかし、市民やネット上では批判が殺到。

「趣味が悪い」「方向性が間違っている」との声が相次いだ。

多くの意見では、花は本来、色鮮やかであるべきだという主張が多く、またチェンマイは世界中から観光客が訪れる都市であり、「黒い街並み」は観光イメージを損なうとの懸念も広がっている。

この市長を選んだのは、だれですか?

さらに、チェンマイは芸術の街として知られ、毎年「チェンマイ・デザインウィーク」も開催されていることから、「より良い追悼の表現方法はいくらでもあるはず」との意見もあった。

激しい批判を受けたチェンマイ市は再度声明を発表。

「市民の皆さまのご意見を謙虚に受け止め、装飾のあり方を改善する」と述べ、行政幹部・関係部署との緊急会議を開き、再デザインの方向性を検討したという。

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