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王太后崩御を受けタイ首相が特別閣議を招集。各種イベントなどの規制はどうなる?
- 2025/10/25
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政府庁舎は弔意を示し国旗を半旗に掲揚。
ASEAN首脳会議・和平署名式は日程調整へ。
10月25日、タイ政府庁舎では、シリキット王太后陛下の崩御発表を受け、厳粛な雰囲気に包まれていました。
午前8時、職員らが国旗を掲揚した後、半旗として掲げ、全国的な哀悼の意を表しました。
午前10時には、アヌティン首相兼内務大臣が、政府庁舎の本館で特別閣議(臨時閣議)を開催。
王室葬儀に関する儀式の枠組みと各種委員会の設置について協議しました。
当初、首相は同日マレーシアで開催されるASEAN首脳会議(アセアンサミット)に出席する予定でしたが、急きょ予定を変更しました。

今後の外交予定の変更
報道によると、10月26日には首相がマレーシアを訪問し、タイ=カンボジア和平協定の署名式に臨む予定です。
この場にはドナルド・トランプ米国大統領もオブザーバーとして出席する見込みです。
ただし、当初午後に予定されていた署名時間を午前に繰り上げる方向で調整しており、もし調整がつかない場合は、外務大臣が代理で署名する可能性があると伝えています。
また、10月28日〜11月1日に韓国・慶州(キョンジュ)で開催されるAPEC第32回首脳会議および関連会議には、首相に代わってシーハサック外相が出席することが決定しています。

イベントなどの開催は?
2016年にプミポン国王が崩御された際、全国的な喪に服す期間中、祝祭的・娯楽的なイベントが縮小・中止されるといったケースがありました。
「王太后陛下のご逝去」に関しても、類似の文化的・王室関連の喪に服す状況ですので、次のような可能性があります。
※本誌が想定する可能性です。決定事項ではありません
・開催が迫るロイクラトン祭は「灯籠を流す」伝統行為のみとするなど規制の可能性。
・花火、コンテスト、大規模なパレードといった お祝い色の強い催しは縮小または中止となる可能性。
・地域・自治体によって判断が異なるため、「どこで/どの規模で」開催されるかは事前に自治体・観光局の発表で確認を。
・喪に服す文化の観点から、イベント等に参加される場合は服装や振る舞いに配慮が必要。(暗めの色・派手すぎない装い・節度ある雰囲気など)。
続報にも注視ください。







































