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カンボジアだけじゃない!「世界でも悪名高い犯罪都市」KKパークから逃走者多数!その実態を語る。
- 2025/10/23
- 事件(タイローカル)

10月23日、タイ・ミャンマー国境(ターク県メーソート郡)からの報道によりますと、ミャンマー・カレン州ミャワディ郡にある「KKパーク」(中国人詐欺グループの拠点として知られる地域)から逃走した外国人らの避難が続いていると言います。
ミャンマー軍による取締りが進む中、複数の外国人がカレン民族同盟(KNU)やBGFの支配地域を経由してタイ側へ逃れており、タイ当局が保護しています。
これまでに795人がタイ領内へ避難しており、当局は全員を国境検問所で一時拘束し、身元確認と事情聴取を行っていると言います。
「エンタメの仕事だと思ったのに」 AI詐欺の片棒を強要
タイ語を話すベトナム系外国人女性(26)は、わずか2週間でKKパークから逃げ出すことができました。
彼女によると、当初は「エンターテインメント業務」の求人として渡航したそうですが、実際は国際的なオンライン詐欺の仕事を強制させられたといいます。
詐欺グループでは、AIで生成した偽の顔写真を使い、富裕層の外国人男性(アフリカ、ドバイ、カナダなど)に近づき、恋愛や投資話で信頼を得てから送金させるという手口を使っていたそうです。
被害者の中には数百万ドルを失った者もおり、男性は高齢女性を狙う役割を担っていたとも話します。
「ノルマ未達者は殴打、食事抜きの罰」
女性は「自分は目標金額を達成していたので暴力は受けなかった」と話す一方、成果の少ない者は殴打や食事抜きなどの罰を受けていたといいます。
また、役に立たないと判断された人は別の詐欺組織に転送されるケースもあったと話します。
KKパークは「世界でも悪名高い犯罪都市」と呼ばれ、現在も数万人規模の詐欺労働者が働いているとされています。