NIDAタイ世論調査:タイ・カンボジア間のMOU第43号・第44号撤回の国民投票実施を6割が支持。

タイ開発行政研究院(NIDA)が実施した最新の世論調査によりますと、回答者の60.76%が「タイ・カンボジア間の覚書(MOU)第43号および第44号の撤回に関する国民投票の実施」を支持していることが分かりました。

これらのMOUは、2000年(MOU43)および2001年(MOU44)に署名されたもので、国境線および海洋資源に関する紛争の管理を目的としています。
しかし、回答者の約半数が「内容をよく理解していない」 と答えており、国民の間で十分な情報共有がなされていない現状も浮き彫りになっています。

調査の概要:

調査名: 「国民投票が近づいている…あなたはMOU43とMOU44を理解していますか?」

実施期間: 2025年10月1日〜2日

対象者: タイ全国の18歳以上の国民1,310人(地域・学歴・職業・所得を問わず)

・MOU43の理解度
全く理解していない 44.12%
少しだけ理解している 24.96%
ある程度理解している 23.13%
よく理解している 7.79%

・MOU44の理解度
全く理解していない 45.73%
少しだけ理解している 24.96%
ある程度理解している 22.44%
よく理解している 6.87%

・MOUについて「もっと理解したい」と答えた人の割合:
はい(理解を深めたい) 65.50%
いいえ(興味がない) 34.04%
どちらか一方だけ理解したい 0.23%

・MOU43・44撤回に関する国民投票の賛否:
賛成(撤回に関する国民投票を支持) 60.76%
反対(撤回に反対) 20.92%
無回答・関心なし 12.60%
分からない 4.96%
MOU43のみ撤回を支持 0.46%
MOU44のみ撤回を支持 0.30%

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