タイ南部のクラブで銃乱射事件。店内利用客は阿鼻叫喚。地元半グレ集団「ヒアタム」逃走中!

9月29日午前2時30分ごろ、ナコンシータマラート市内のパタナカーンクークワーン通り沿いのナイトクラブ前で銃撃事件が発生しました。

現場はクラブ前の駐車場で、多くの客がその銃声に驚き、くもの子を散らすように一斉に逃げ出しました。
負傷者は1名で、同クラブの店長モンチャイさん(47)。
9mm弾が左膝付近をかすめたが命に別状はなく、直ちにマハラート病院へ搬送されました。
現場からは9mmの薬きょう2発と弾頭の破片、さらに銃弾で損傷した自動車2台が確認されています。

調査によりますと、事件前に店長と常連客で「ヒアタム」と呼ばれる人物との間で口論が発生したと言います。
ヒアタムは、未成年の少女をクラブに入れようとしましたが、店長が「違法である」と断固拒否したためその場で激しく口論となりました。
その後、ヒアタムは拳銃を取り出し、15〜20発ほど乱射してきたといいます。

事件後、ヒアタムと仲間たちは2〜3台のピックアップトラックに分乗して逃走を図ります。

一方、負傷した店長は事情聴取への協力を拒み、病院から姿を消しており、警察が行方を追っています。

地元警察は「犯人は地元でヒアタムとほぼ特定できているが、詳細は現段階では明かせない」と述べるにとどまりました。
その上で、公共の場での銃携帯の取り締まりを強化し、18歳未満の若者の遊興施設への立ち入りを厳格に禁止するよう命じています。

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