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バンコク・サファリワールド、観光客の目の前でライオンが飼育員を襲撃。サファリゾーン一時閉鎖に。
- 2025/9/11
- 事件(タイローカル)

国立公園・野生動植物保全局(DNP)は9月10日、バンコクのサファリワールドで発生したライオンによるスタッフ死亡事故を受け、サファリゾーンを一時閉鎖すると発表しました。
観光客の目の前で発生したこの襲撃事故は、動物の安全性や動物園の運営体制への懸念を呼び起こしています。
事件の映像がSNSで拡散したことから、警察も捜査を加速させています。
事故は車に乗ったまま動物を観覧できる、ドライブスルー形式のゾーンで発生しました。
当局は現在、ライオンの飼育状況や環境の適性を調査していますが、襲撃の明確な原因は判明していないといいます。
ライオンはタイの法律で「管理対象野生動物」に分類されており、飼育者は厳格な規制に従う必要があるとされています。
現在、タイ国内には37名の登録飼育者がおり、計223頭のライオンが飼育されています。
バンコクだけでも4名の飼育者がおり、39頭を所有しています。
違反者には最長1年の禁錮刑、最高10万バーツの罰金、またはその両方が科される可能性があると警告しています。
事故当時の状況
目撃者によりますと、犠牲者はライオンの檻の中に入った際に襲撃を受けたと言います。
クラクションの音を聞いた別のスタッフが駆けつけましたが、詳細は不明です。
現場のスタッフはまた、サファリゾーンでは「いかなる人も車両から降りてはならない」という厳格な規則があり、従業員も来園者も例外ではないと説明しています。
このルールは危険動物の性質上、毎日確認されているという。
「サファリワールドは40年間運営してきたが、このような事故は初めてだ。今回関与したのは、園内にいる32頭のライオンのうち5頭で、すべて許可を受け登録されている」とスタッフは語っています。