タイ民間航空局(CAAT)、ノックエアに国際線の運航停止命令。度重なる不備、安全上のリスクありと判断。

タイ民間航空局(CAAT)によりますと8月25日、同局はノックエア株式会社CEO宛に文書を送付し、AOC.0006に基づく権利行使および運航規定の改訂を禁止しました。

文書によりますと、CAATは安全上に関する調査結果を通知し、ノックエアの運航において、人的要因や運航上の不備が確認されたと指摘しています。

2023年~2025年の期間に、エンジン停止、滑走路逸脱、ハードランディング、尾部打撃など、多くの事故・インシデントが発生しており、特にエンジン停止の原因は未だ特定できていません。
また、データ分析やリスク評価が不十分であり、運航教官や飛行審査担当者が多数退職するなどの問題も指摘されています。

これらは、組織の安全文化、従業員の士気、運航知識・経験・技能の不足による人的リスクなど、複合的な内部問題を示しています。
運航上の不備は根本原因が特定されておらず、十分な対策も取られていません。

CAATは、この状況が運航の安全に対するリスクであると判断し、公衆の安全のために以下の措置を命じました。

①AOC.0006に基づく権利行使の禁止

・国際線全ルートでの運航禁止
・国内線・国際線の新規ルート申請、ルート拡張、座席数や運航頻度の増加も禁止

②運航規定(Ops Spec)の修正

・現行の国際線運航区域を削除し、国内線のみとする

③運航者の義務

・エンジン停止や未解決のインシデントに関する根本原因分析(RCA)と是正計画(CAP)を60日以内にCAATに提出
・教官や飛行審査担当者の大量退職に関するRCAと是正計画を30日以内に提出
・FDAPおよびSMS(Safety Management System)の改善計画を提出
・CAAT承認後、是正計画を完全に実施し、進捗報告を定期的に提出

④命令の有効期間

・文書署名日より効力発生
・CAATが安全性が十分に確保されたと判断するまで継続

また、現行の運航規定および添付文書を7日以内にCAATへ返送すること。
異議申し立ては文書で提出可能とのことです。

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