詐欺拠点はカンボからベトナムへ移転?! チェンマイで中国人ら4名の受け子を逮捕。タイ北部がターゲット!

警察は、チェンマイ空港セントラルショッピングセンター内のATMで現金を引き出していた中国人とタイ人の計4人を逮捕し、証拠品として150万バーツ以上を押収したと発表しました。

事件は8月25日に発生しました。
押収されたのは、現金1,539,000バーツ、携帯電話5台、銀行口座通帳6冊、取引明細書でした。

逮捕されたのは、中国人のチャン(37)とイー(29)の2人で、いずれも現金回収役でした。
さらにタイ人2人も拘束されています。
ウォリモン容疑者(33)は口座提供者を勧誘し運営を管理していたとされ、サラポン容疑者(27)は現金引き出しに利用された口座の名義人でした。

取り調べで、中国人2人は「中国人のボス」から指示を受け、現金回収チームとして活動していたと自供しています。
月給は4万5千バーツで、扱った資金から差し引かれていたといいます。
過去にも同様の活動を3回行い、総額約500万バーツを処理したと自供しています。

ウォリモン容疑者は、ラオス人とされる「ミセス・ミーム」からLINEで指示を受け、口座提供者を銀行に連れて行き、集めた現金を中国人に渡す役割を担っていたと供述しています。
過去に400万バーツ以上を扱ったことを認めています。

サラポン容疑者は今回が初めての関与で、ウォリモン容疑者に勧誘され、1回の引き出しにつき8000バーツの報酬を約束されていたと述べています。

今回押収された現金は、警察署に被害届を出した被害者1人の損害額と一致していました。

4人は、公衆に対する詐欺の共謀、コンピュータ犯罪法違反、違法金融口座の運営、無許可の宝くじ運営などの罪で起訴されるとのことです。

警察の担当司令官によれば、詐欺ネットワークはカンボジア・ポイペトからベトナムに拠点を移しつつあり、タイ北部の各県を標的に、被害者の属性ごとに巧妙に仕組まれた詐欺が広がっていると説明しています。

 

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