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- 超・少子高齢化社会、タイ私立学校が危機に直面。生徒が56,000人以上減少、20校以上が閉校に。
超・少子高齢化社会、タイ私立学校が危機に直面。生徒が56,000人以上減少、20校以上が閉校に。
- 2025/8/25
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タイ東北部ナコンラチャシーマー県私立学校協会会長のスパセート氏は、全国にある4,000校以上の私立学校が、生徒数の減少という問題に直面していると述べています。
今年は56,000人以上の生徒が減少しており、その原因は少子化や経済状況の悪化にあると言います。
私立学校は教育の質を高める努力を続けており、生徒や保護者の関心に応じた学習プログラムを提供する教室を増やしています。
その結果、小学校・中学校の生徒数は概ね横ばいだが、最も減少しているのは幼稚園(プリスクール)だと言います。
そのため、学校は新たな視点を持つ必要があり、単に生徒数にこだわるのではなく、子どもの質を向上させることが求められます。
その様な中、私立学校協会は、政府に対して私立学校教員の福祉支援を拡充するよう働きかけています。
現在、政府から支給されている教員給与やその他の福利厚生費は十分ではなく、これらが改善されれば私立学校はより安定的に運営できるようになるだと主張しています。
しかし、多くの私立学校は経済的な困難を抱え、負担に耐えきれず、今年は約20校が閉校しました。
一方、新たに開校した学校は約10校で、その多くはインターナショナルスクールでした。
これらの学校では生徒数が約8,000人増加しており、保護者や生徒自身が国際カリキュラムへの関心を高めていることがうかがえます。
どんなことをしようが、超少子高齢化社会の到来によって、そもそも生徒(子供)の数が圧倒的に減るのですから、勝ち負けはもっと顕著にでてくるでしょう。
少子化対策の方が、急務です。