ベトジェット航空に全世界の資産凍結命令!約2億5,000万ドルの債務未払い<英裁判所>
- 2026/10/23
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英国の高等法院は、ベトナムの格安航空会社(LCC)ベトジェット航空(VietJet)に対し、世界各地に保有する資産の凍結を命じた。
航空機リース料など約2億5,000万米ドルの債務未払いを巡る紛争が背景にある。
今回の訴訟は、ロンドンに拠点を置く投資会社フィッツウォルター・キャピタル(FitzWalter Capital)傘下の航空機リース会社FW Aviationが起こしたものだ。
英国の裁判所は、ベトジェット航空がこれまで複数の裁判で支払いを命じられながら、債務の大部分を返済していないことを問題視した。
資産を隠したり、処分したりするおそれがあるとして、全世界を対象とした資産凍結命令を出したと伝えられている。
凍結命令の対象には、同社が運航するリース機に関連する資産のほか、発注済みのエアバスA330-900型機やA321neo型機、航空機エンジン、整備積立金、リース保証金、航空券販売収入などが含まれている。

ただし、通常の事業運営に必要な資産の使用は認められており、直ちに航空便の運航が停止されるわけではないという。
一方、航空機の発注契約や国外に保有する一部資金の取り扱いには、裁判所の許可が必要となる。
紛争の発端は、新型コロナウイルスの感染拡大期におけるエアバス製航空機4機のリース契約だった。
ベトジェット航空はリース料の支払いを停止した一方、対象機を約1年間にわたり運航し続けたという。
2025年には英国の裁判所が約1億8,000万ドルの支払いを命じたが、その後も未払いが続き、利息や訴訟費用によって債務総額は約2億5,000万ドルに膨らんだ。
また、ベトナムの司法制度が英国裁判所の判決を承認しなかったことも、これらの債権回収を難しくしている要因となっているという。
ベトジェット航空は現在、エアバス製とボーイング製を合わせて約112機を運航し、さらに300機以上の新規航空機を発注している。
今回の資産凍結命令が、同社の今後の航空機調達や資金繰り、事業拡大計画にどのような影響を及ぼすのか注目されている。






































