独インフィニオン、タイに480億バーツ超投資。半導体新工場を開設、5,000人超の雇用計画。
- 2026/10/3
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ドイツの半導体大手インフィニオン・テクノロジーズが、タイ・サムットプラカーン県に新たな半導体生産拠点を開設した。タイ投資委員会(BOI)によると、投資額は480億バーツ超だという。
将来的に最大5フェーズまで拡張し、タイ人5,000人以上を雇用する計画だ。
新工場は工業団地「ARAYA The Eastern Gateway」内に位置し、パワーモジュールの生産、IC(集積回路)やウエハーのテスト、半導体製品の研究開発などを手掛ける。
第1フェーズ「Module A」の生産用クリーンルームは3万平方メートルで、2027年までのフル稼働を目指す。

工場は第1フェーズから「自律型工場」として設計され、ロボットや自動搬送システム、デジタル生産技術を導入。
ウエハーテストからパワーモジュール生産、ICテストまでを同一拠点で行う。
インフィニオンにとって、前工程と後工程にまたがるこれらの機能を一つの拠点に統合するのは初めてという。
今後は「Module A~E」の最大5フェーズまで拡張する計画で、すべて完成すればクリーンルームの総面積は15万平方メートルに達する。
BOIは、組立・テスト工程を担うインフィニオンの生産拠点として世界最大規模になるとしている。
同社は約120ライ(約19万2,000平方メートル)の土地を確保しており、需要増加に応じたさらなる拡張も可能としている。
タイ工場では高度な技能を必要とする業務が80%以上を占める。
AIやデータセンター、人型ロボット、自動運転などの普及によって、高効率な電力管理・変換を担うパワー半導体の需要拡大が見込まれており、同工場では自動車、製造業、エネルギーインフラ向け製品などを生産する。

人材面では、各フェーズ約1,000人、合計でタイ人5,000人以上を雇用する計画。
BOIの条件に基づき、科学・技術分野のタイ人人材600人以上を育成するほか、130人以上を海外研修に派遣し、生産やテスト、自動化、ウエハー設計、チップ組立などの技術移転を進める。
インフィニオンはタイ国内の7大学と連携して人材育成にも取り組んでおり、昨年は150人のインターンを受け入れた。
タイ工場ではすでに350人を雇用し、このうち外国人は15人のみで、タイ人従業員が90%以上を占めている。
将来的にはタイ人スタッフを中心に工場を運営できる体制を構築する方針だ。






































