だまし討ち?! タイで、急遽決定された燃料一律6バーツ値上げの背景とは?

タイで夜半に急遽だまし討ちのように発表した燃料価格6バーツの引き上げについて、タイメディアがその背景を説明しています。
報道によると、その背景には政府が長年運用してきた「オイル燃料基金」の財政悪化があることが明らかになったという。

同基金は、原油価格が高騰した際に差額を補填し、国内の燃料価格を安定させる役割を担ってきた。
有事が落ち着いた際には、燃料販売に課される徴収金で資金を回収する仕組みとなっている。
しかし近年の原油高により支出が急増し、現在は赤字状態に陥っているという。

政府によると、価格維持のための補助は月間約800億バーツ規模に達しており、基金の持続が困難となった。
加えて中東情勢の緊張を受け、国際的な燃料価格も急騰した。
そして国内価格を従来水準に据え置くことは、財政的に不可能と判断された。

これを受け、当局は補助金を縮小し、市場価格に近づける形での値上げを決定する。
今回の価格改定は政策的判断というよりも、財政状況に基づく不可避の措置とされている。

一方、値上げ直前にはガソリンスタンドに車が殺到し混乱が生じたが、政府は燃料不足を否定している。
国内には3カ月以上分の備蓄があり、供給能力も需要を上回っているという。

燃料基金の是非を巡っては、低所得層保護やインフレ抑制に寄与するとの評価がある一方、負担の先送りに過ぎないとの批判も根強い。

またアヌティン首相は、今後さらなる値上げが行われる可能性があることにも言及している。

前タイ貢献党政権が、1万バーツのばら撒きなど行わなければ、もう少しがんばれたのかもしれませんがね。

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