売上1日20万バーツにも! 米収穫後、タイの農家で始まるホクホクな副業とは?

タイの農家の収入は、作物ばかりではありません。
思わぬ副業が家計を助けていると言います。
それが「カエル」です。

タイの農家は収穫シーズン後になると、田んぼをカエル養殖場(ทำนากบ)に作り替える。
緑色のネットを用い仮設の池を作り、地下井戸の水を利用し繁殖用の池として活用している。

その後、約1年育てた親ガエルを池に放ち、1つの池に約300ペアを入れて繁殖させる。
1〜2日ほどでオタマジャクシ(ลูกฮวก)が見え始め、ナマズ用の飼料を与えて育てる。
約18〜20日で出荷可能になるという。

現在の価格は1kgあたり約200バーツで、買い取り業者が大量に購入する。
今の時期は1日1トン以上の取引があり、約20万バーツの売上になるという。
村全体でも、1日数十万バーツ規模の売上があるという。

28歳の若手の農家は、「このカエル養殖は30年以上続く地域の伝統的な仕事で、世代を超えて受け継がれてきた」と話す。健康で病気に強いカエルを育てるため、毎年親ガエルを選別している。
親ガエルは約2年間繁殖用として使用した後に販売される。

オタマジャクシの養殖は比較的簡単で、決まった時間にナマズ用の餌を与えるだけでよいという。
暑い気候を好み寒さに弱いため、乾季の養殖に適している。
18〜20日ほどで出荷でき、販売時は生きたまま酸素入り袋に入れて出荷され、主に東北地方を中心に全国へ流通する。

また、オタマジャクシの内臓を取り除く作業(บีบไส้ลูกฮวก)もあり、村の住民が作業を請け負う。
賃金は1kgあたり20バーツで、1日約1000バーツの収入を得る人もおり、地域の雇用創出にもつながっているという。

さらに現在はオンライン販売も行われており、オタマジャクシを真空パック冷凍にして全国へ発送している。
価格は1kg約250バーツ。
人気料理は、蒸し料理「モック・ルークフアック(หมกลูกฮวก)」やハーブ煮込み「オーム・ルークフアック(อ่อมลูกฮวก)」など。
雨季になると、農家は再び通常の稲作へ戻るという。

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