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連続毒殺婦「エム」に判決! 死刑言い渡すも減刑で終身刑に! 最大で14名を毒牙にかけるも…。
- 2026/2/20
- 事件(タイローカル)

タイの量刑に死刑はありますが、なかなか採用されることがありません。
毒殺で14名殺害したとしても…。
バンコクの刑事裁判所は2月20日、知人女性警察官に毒物シアン化物を摂取させて殺害したとして殺人罪に問われていたサララット・ランシウタポーン(สรารัตน์ รังสิวุฒาภรณ์)被告(通称エムแอม)に対し、死刑を言い渡した。
しかし、法廷での供述などを考慮され、刑を減軽し、最終的に終身刑とした。
■ 計画的犯行と認定
判決によると、被告は2023年4月1日、ナコンパトム県内の飲食店で被害者の女性警察官にシアン化物を混入した飲食物を摂取させ、死亡させた。
裁判所は「事前に計画された犯行」と認定。
犯行動機については、被害者への借金返済を免れ、金銭的利益を得る目的だったと判断した。
被告と被害者は寺院近くのカオマンガイ店で会っていた。
店員の証言では、被害者がトイレに立った間、被告が2人分の水を注いでいたという。
被害者はその後、店を出て間もなく倒れ、解剖の結果、体内からシアン化物が検出されたという。

■ 購入・所持の証拠も
捜査により、被告が2022年8月にシアン化物を購入していた証拠が判明した。
配送時の写真や銀行振込記録も確認された。
さらに、被告の交際相手(後に同様の中毒死)に責任を押し付けようとした形跡もあったという。
遺族証言では、被告が黒い袋を持参し「埋めて処分してほしい」と依頼していたことも明らかになった。
さらに、被害者が事件直前に引き出した14万バーツが行方不明となり、その直後に被告の口座へほぼ同額が2回に分けて入金されていたことも明らかになった。
被告は多額のオンライン賭博による負債を抱えていたことも動機を裏付ける事情とされた。
■ 死刑から終身刑へ
裁判所は刑法第289条(計画的殺人)を適用し、当初死刑を宣告した。
しかし審理過程で一部供述があったことなどを酌量し、減刑して終身刑としたという。
本件はタイ社会に大きな衝撃を与えた連続毒殺疑惑の一端とされており、今後の関連裁判の行方にも注目が集まっている。






































