タイで開催の東南アジア競技大会で女性選手へのセクハラ事案10件。内部対応でなかったことに。

タイが開催国となった 東南アジア競技大会(SEA Games) において、女性アスリートやスポーツ関係者に対するセクシュアルハラスメントの事案が最大10件報告されていたことが、タイ・オリンピック委員会の幹部によって明らかになった。

タイ・オリンピック委員会副会長のスワンナー氏によると、これらの苦情は、2025年12月9日から20日にかけてタイで開催された第33回SEA Games の期間中に寄せられたもので、被害者にはタイ人と外国人の両方が含まれていた。
被害を受けたのは女性アスリートやチーム連絡担当者で、1件は外国人女性アスリートに関する事案だったという。

「事案の内容は、言葉によるハラスメントや精神的な嫌がらせから、身体的な性的暴行未遂に至るまでさまざまでした」とスワンナー氏は述べ、「いずれのケースでも、支援チームが介入し、心理的な影響を受けた選手へのサポートを行いました」と説明した。

スワンナー氏によれば、10件すべての苦情はタイ・オリンピック委員会内部で処理され、警察への通報や金銭的補償は行われなかったという。

「双方の理解を深めるための話し合いを設けました。加害者側は悪意はなかったと主張し、被害者側はハラスメントを受けたと感じていました」と述べ、「接触を減らすために業務内容を調整し、関係者を引き離す形で解決しました」と語った。

また、事案の深刻度にはばらつきがあり、大会期間中の混乱を避けるため、当局は静かに対応する方針を取ったと説明した。

「大会中に騒動を起こしたくなかったため、水面下で問題解決を図りました。しかし、これは非常に深刻な問題であり、今後はより体系的に取り組む必要があります」と強調した。

最も深刻だった事案がどの競技に関係していたかについては、すでに解決済みであるとして明言を避け、外国人選手の国籍についても、当事者保護の観点から公表を拒否した。

要するに全てなかったことにしているわけだが、それでは再発を防ぐことはできない。

 

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