バンコク・カオサン通りの年末年始、ホテル予約30%減で閑散。いろいろ理由は言ってますが…。

カオサン通りビジネス協会の会長ソンガー氏によると、2025年末(2026年元日を迎える週)のカウントダウンは、昨年ほどの賑わいが見られないといいます。

例年、12月初旬から年末にかけて、カオサン通り周辺のホテル予約はほぼ100%に達しますが、今年は70〜80%にとどまり、コロナ後の回復期以降で最も厳しい状況だといいます。

主に外国人観光客が31日の大晦日カウントダウンに来訪しますが、今年はタイ人の購買力が第4四半期に入ってほぼ消え、カオサン通りの小規模店舗は政府の「コンラクルン Plus(半額補助プログラム)」で支えられていました。
しかしその補助金も使い果たされ、再び静まり返った雰囲気になっているといいます。

今年のカウントダウンや年末年始の観光に影響を与えた要因として、タイ・カンボジア国境情勢があります。
これにより、外国人観光客はタイではなく日本、ベトナム、中国などに旅行先を変更。
また、高所得のタイ人もタイ国内旅行よりアジア諸国への旅行を選ぶ傾向が強まっているといいます。
特に日本は円安で、また中国はタイのビーチ旅行より費用が低く済むことが理由だと主張しています。

例えば、中国旅行の場合、航空券と宿泊費は1万バーツ程度で済む一方、プーケット旅行は2万バーツ以上かかります。
このため、タイ国内の旅行・観光の雰囲気は例年より静かになっています。
さらに、国内政治(選挙)、国内外の経済回復の遅れ、将来の収入への不安もあり、人々は支出を通常より20〜30%節約している状況です。

タイ・カンボジアの停戦は、現在の外国人旅行にはほとんど影響していません。
外国人観光客はすでに旅行計画を立てており、もし停戦が12月以前に決まっていれば、もっと多くの外国人がタイを訪れた可能性があります。
現在は年末まで残り2日しかなく、状況を変える余地はほとんどないだろうと述べています。

いやあ、それは随分と他人のせいにしてはいませんかね。
そもそも、カオサン通りに行く魅力とは?
昔はバックパッカーの聖地と言われていましたが、今はそういったカオスな場所でもなく、ただビアバーのような店が多くあるというだけで、わざわざアクセスの悪い場所に宿をとるメリットもありません。
そもそも日中関係の悪化で中国人がやってくると言っていたではありませんか?
結果が出ないと全て他人のせいというでは、いつまでたっても問題は解決しません。
先ずは、その観光地に本当に魅力があるのかどうか、現在の旅行者にマッチングしているものなのかどうか、分析なされてはいかがでしょうか。
国内旅行よりも海外の方が安いというのは詭弁以外の何物でもなく、国内の方が移動コストが圧倒的に安いに決まっています。
プーケットのような移動にも時間がかかり、そもそも物価も高い場所と比べるのはナンセンスです。
ようは、魅力のある観光地がタイに無くなってきているのです。
単調な観光地ばかりでは、そりゃあ一度行けばもういいやになってしまいます。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る