タイ人医師が警告、タイ人が摂取しがちな「クレアチニンを上げる」危険な5つの食品。

生活が豊かになってくると、「健康」を求める人が多くなると言います。
タイでも例外ではありません。
以前は「甘さ」一択だった飲み物も、ノンシュガー製品の需要が年々成長するようになってきています。
タイ人だからといって、タイ料理ばかり食べるのは健康的ではないという意識も芽生え始めて来ています。

ナコンラチャシーマー県マハラート病院の副院長ジェット氏は、フェイスブック「หมอเจด」で、たんぱく尿やクレアチニン(血液中の老廃物)上昇を招く「5つの食品」について注意喚起しました。

多くの人が「塩分の摂りすぎだけが腎臓を壊す」と思いがちだが、実際には腎炎・腎機能の過負荷・クレアチニン上昇を静かに招く食品は多いと言います。
特に、塩辛い・甘い・加工食品の多い食生活の人は要注意です。

以下の5つは、腎機能が低下するリスクがある人、または BUN/クレアチニン値が上昇し始めている人は「すぐに減らすべき食品」と警告しています。

1. 塩分の多い加工食品(高ナトリウム食品)

高ナトリウム食品は血圧を上昇させ、腎臓の細い血管を痛める。
例:ソーセージ、ハム、つみれ(ルークチン)、発酵ソーセージ、塩魚、インスタント麺、漬物類など。


一部の加工食品では、1食あたりナトリウム1,000〜2,500mgを超えるものもある。

タイ人の多くは、推奨量の2〜3倍の塩分を無意識に摂取している。

2. 甘い飲み物(甘味飲料・タピオカミルクティー・シロップ入りコーヒー・炭酸飲料)

糖分が多いとインスリン抵抗性が起こり → ナトリウム排泄低下 → 血圧上昇が起こる。

さらに血管老化も早め、腎炎やクレアチニン上昇の原因に。

甘い飲み物1杯で砂糖8〜12杯分が含まれることもあり、腎臓に大きな負担となる。

3. 揚げ物(再利用された油・トランス脂肪)

屋台などの“使い回し油”で揚げた食品には酸化物質が多く、腎臓の毛細血管を直接損傷する。

例:フライドチキン、フライドポテト、豚カツ、鶏ポップ、揚げパンなど。

塩分を控えていても、揚げ物の頻度が高いだけで腎機能は急速に悪化する可能性がある。

4. 赤身肉・大量の肉類(1食で食べ過ぎるケース)

豚・牛・羊などの赤身肉や脂身の多い肉は、窒素老廃物が多く、腎臓に大きな負荷をかける。

焼肉・ムーカタ・しゃぶしゃぶなどで300〜500gの肉を一度に食べると、腎機能が弱っている人ではクレアチニンが急上昇することも。

腎機能60%以下の人にとって「肉の食べ過ぎ」は腎不全の危険因子となる。

5. ステロイドを混入した偽ハーブ・サプリメント

最も危険な食品。

ステロイド混入の漢方薬・丸薬・偽ハーブ製品は、

・高血圧
・体内の塩分貯留
・急性腎炎

上記を引き起こし、数週間でクレアチニンが急上昇、腎臓が“急激に漏れ(たんぱく尿)”を起こすこともある。

多くの人が「ハーブだから安全」と思っているが、腎障害の主要原因になるケースが多い。

★腎臓を守るために医師がすすめる食生活

・良質なタンパク質を摂る(卵・豆腐・国産魚など)
・塩分を含まない「生野菜」を多く
・水分をしっかり摂る
・加工・甘味・揚げ物・肉の食べすぎ・偽ハーブを避ける

これらが、腎機能低下を最も効果的に遅らせる方法だという。

ようするにタイ料理を食べるなと?(笑)

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