バンコクでPM2.5濃度、12月2日まで基準を超えると予測。マスク着用を呼びかけ。
- 2025/12/1
- バンコクとその近郊

バンコク都庁(BMA)は、2025年11月30日午前11時時点のバンコクのPM2.5状況について、バンコク大気質データセンターの報告を明らかにした。
バンコク全体のPM2.5平均値は 42.6 µg/㎥ で、基準値の 37.5 µg/㎥ を上回っているという。
この数値は大気質区分「オレンジ」に該当し、「健康への影響が出始める」レベルとなっている。
バンコク首都圏のPM2.5濃度は 12月2日頃まで基準値を超える予測となっており、市民に健康管理を呼びかけている。

◆ PM2.5悪化の原因について
バンコクでは、中国からの強い高気圧による冷たい空気の影響で、大気の循環が悪化して粉じんが滞留しやすい状況となっている。
さらに、乾季と収穫期の終了時期にあたり、中部・東北地方およびバンコク周辺県での焼き畑が増加する。
これらの風上地域(北・東北)から流入する煙や粉じんが、バンコクでのPM2.5蓄積を悪化させていると説明している。
◆ 見通し
12月3〜5日頃に風通しが改善すると見られ、PM2.5濃度は低下する見込みだという。

本誌では何度も述べていますが、バンコクの大気汚染は完全に排気ガスの問題が一番の原因です。
これは某有名車メーカーの人も認めています。
路線バスを始めとする、明かに時代遅れのディーゼル車が普通に黒煙を上げて街中を走っているにもかかわらず、当局は一向に取り締まりを行いません。
その責任を負いたくないがゆえに、焼き畑のせいにしているのです。
もちろん、他の地域では焼き畑によるところもあるかと思いますが、バンコクに関しては間違いなく、ディーゼル車からでる排気ガスによるものが最もな原因であると断言します。






































