タイ入管、ビザランの取締り指針を示す。45日以上滞在、出国日を明確に提示できない者に厳しく。

本誌でも何度か、タイでのビザラン取り締まり強化についてのニュースをお伝えしてきた。
この度、新たなファクターがでてきたので補足したいと思う。

入国管理局副局長によると、3回連続でビザ免除を利用して入国する外国人や、前回の滞在で少なくとも45日間滞在していた者に対しては、入国審査時に慎重に質問を行うという。

副局長は「こうした外国人は観光目的でタイを訪れているわけではないことは明白。多くは現地の名義人を使ったビジネス活動や就労を行っており、公式なビザ申請を避けるためにビザ免除制度を利用している。彼らの情報はタイの就労や税務管理システムに登録されていない」と主張している。

中には7回連続でビザランを行い、累計滞在日数が200日を超える者もいるという。
入国警察は、このような者の再入国を拒否することで、近隣国で摘発を逃れた詐欺師がタイに不正な事業を導入するのを防ぐとしている。

同副局長は、入国警察が中国人など特定国籍を狙って摘発を行っていると誤情報を流していると指摘する。
しかし、こうした取り締まりは全ての国籍の者に公平に適用されており、正規の観光客には影響しないと述べている。

正規の観光客は、1回の訪問で平均15日滞在し、宿泊先やタイ国内での移動、出国日などを明確に提示しているという。
入国警察は、こうした正規観光客を歓迎している。

逆に言えばここからはみ出た人たちが、厳しくチェックを受ける可能性があるということになります。

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