日本で売春強要のタイ12歳少女、親族「一刻も早くタイに戻して」と希望。いや、ちょっと待って!

11月24日、タイ国家警察本部で、日本で性サービスを強要されていた12歳少女の祖母と叔母が、タイ国家警察の人身取引対策センター長であるタッチャイ副警察長官を訪れ、事件の進捗を確認した。

少女の母親は台湾で逮捕されており、在留期限超過や売春の容疑がかけられているが、少女の居場所や精神状態について家族は一切情報を持っておらず、非常に心配しているという。
事件は、日本のメディアでも報じられ、家族は夜も眠れず食事もとれない状態だったという。

これを受け、児童保護団体「パウィナー財団」のパウィナー代表は、外務省領事局と連携し、少女が日本当局の保護下にあり、安全が確保されていることを確認。
日本の複数メディアからも取材を受け、売春に関する日本の法律について意見を求められた際、タイの方針として「被害者の回復支援と買春行為の処罰」を強調した。

祖母と叔母は、事件を日本の報道を通じて知ったが、財団と警察が介入して保護措置を講じたことで安心したと述べた。
現在、家族は少女を一刻も早くタイに戻したいと希望している。

タッチャイ副警察長官によると、少女は現在日本当局の保護下で安全が確保されており、外出も可能で、精神状態も問題はないという。
少女をタイに戻すには、日本での捜査完了を待つ必要があり、手続き完了後1~2か月で送還される見込みだと話している。

さらにタイ、日本、台湾の三国で協議を行った結果、事件は日本で発生したため、日本当局は母親を取り調べる必要があるとし、事件の関連事実を調査するため母親の送致を台湾に要請中である。
タイ当局も、少女をタイから連れ出した行為に関して捜査を進めている。

また、人身取引撲滅部は母親に対して「仲介および人身取引」の容疑で逮捕状を発行しており、この捜査は日本当局と並行して行われている。
関係者の追加摘発も引き続き捜査中である。
台湾側での手続きは完了しており、あとは台湾から日本への母親送致が残っている。
送致には、さらに1〜2か月程度かかる見込みだとタイ側では伝えている。

リアルなところで言うと、長年一緒に住んでいなかった母親が少女を連れ去った際、親族らが母親や少女が何をしていたか知らなかったと主張するのは、簡単には受け入れられない。
この手のケースでは、知らなかったのではなく「知らないようにしていた」というのが定番であり、送られてくる金がどのような金か知らない
わけがない。
少女はこの仕事をしなければ「家族が暮らしていけない」と考え、我慢に我慢を重ねていたという。
これはタイでよくある「子供は親の面倒を見る」ことを強制させられていた(小さなころから刷り込んでいく)ことを示すもので、いわば少女は洗脳状態にあるとも言える。
(なぜそういうことをするかというと、それはまた長文になってしまうので今回は割愛する)
その様な場所に戻れば、また同じ目に(形上は自発的という名目で)あう可能性があると言える。
従って、先ずはこのような場所から少女を解き放ち、別々で暮らすべきだと本誌は考える。
もちろん今は洗脳状態にあるので、家族の下に帰りたいと少女はいうかもしれないが、将来のことを考えるとそれは得策とは言えない。

タイではこのニュース、あまり大きく取り扱われないのだが、日本では先の迷惑youtuberのニュース(日本ではニュースにもなっていない)の1000万倍大きく取り扱われているので、もっとこちらの問題に関心を寄せて欲しいものである。

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