首謀者はタイへ逃亡! 韓国で闇金グループの大規模摘発。外国人労働者9,000人超を狙った犯罪。

韓国・釜山地方警察庁は、韓国人親子が運営していた大規模な闇金グループを摘発しました。

この組織は 約162億ウォンを 9,120人の外国人労働者 に貸し付け、最大年利 154% という超高金利で利益を上げていたとされています。

■ 主犯は「タイ在住の60代の父」

父親は、過去に同様の犯罪で捜査を受けていたため、2020年にタイへ逃亡しています。

タイでは 偽の語学学校の運営者を装い、SNSを使って貸付希望者を紹介するブローカーを募集していたといいます。

そのブローカーが外国人労働者をターゲットとし、組織へつなぐ役割を果たしていました。

■ 韓国内での実行役は「30代の息子」

息子は 契約書の管理、返済の督促、取り立て を担当。

返済が滞った被害者には、①偽って財産を差し押さえたと通知、②給与・年金が危険と脅す、③入国管理局への通報をちらつかせる、などの威圧的な手法で追い込みをかけていたと言います。

■ 外国人労働者を狙った理由

ターゲットとなった 9,120人の大半は東南アジア出身の20〜50代男性でした。

彼らは韓国の銀行制度に不慣れで、金融的に弱い立場だったため狙われたとみられます。

一人あたり100万〜500万ウォンの小口融資を利用していました。

■ 法の網をかいくぐるための巧妙な手口

闇金組織は貸付契約を 「分割払いの売買契約」に偽装していました。

そのうえで裁判所に 1,500件以上(計約50億ウォン)の訴訟 を起こし、法的に正当な債権であるかのように装うという巧妙な詐欺も行っていたと言います。

■ 捜査の経緯と現在の状況

4月、外国人労働者を狙った高金利ローンの情報を入手した警察が捜査を開始します。

その後、大量の被害記録を確保し、構成員6人を 貸金業法違反および金融消費者保護法違反で検察に送致しました。

これまでに 約21億ウォンの犯罪収益を差し押さえ、税務当局にも違法所得として報告されています。

警察は現在、タイにいる父親を インターポールの「赤手配」 を通じて追跡しているとのことです。

やはり犯罪者はみな、タイを目指してきますね。
それくらい他国よりも、タイは犯罪者に優しい国と認識されているからです。
そして治安は悪化し、良質な観光客は他国へ逃げてしまっているのです。

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