DAIKIN、アマタナコン従業員がボーナスに抗議して紛糾。9回目の交渉も決裂。上げても上げても…。

もういくつ寝ーるーと、うれし恥ずかしボーナスがもらえます。
すでに多くの日系企業では、従業員もホクホクのボーナス提示が行われ、自慢合戦が行われいる状態です。
ただこちらの企業は、ホクホクというわけにはいかないようです。

タイ・チョンブリー県アマタナコン地区の DAIKIN 従業員が、数日にわたりボーナス問題で抗議行動が続けられています。

同社が2025年のボーナスとして提示したのは「5か月分 + 12,000バーツ」でした。
しかし、これは前年の「7か月分 + 21,000バーツ」からの大幅減額だったのです。

従業員の多くは「今年の業績はむしろ良いのに、待遇が下がるのは納得できない」と不満を強め、交渉に発展しています。

9回目の交渉も、依然として溝は埋まらず

最新の交渉で、会社側は「9か月分 + 12,000バーツ」へと譲歩。
しかし従業員側は以前として「11〜12か月分+最低10万バーツの一時金」を要求しています。

会議中には最大15か月分という数字まで飛び交い、緊張感はさらに高まりました。

従業員の声

抗議現場では、労働組合が次のような言葉で士気を高めています。
「私たちには守るべき家族がいる。会社の外より、まず中の人を大切にしてほしい」

この言葉は、会社に対し「内部の従業員をもっと尊重すべきだ」という強いメッセージとして受け取られています。

SNSでは賛否が真っ二つ

従業員の要求は、景気や企業の利益水準から見て正当だという意見。
一方で、要求額が高すぎると批判する声もあり、中には生産拠点の移転や人員再編を示唆する極端な意見まで登場しています。

現時点で合意には至らず、今後の交渉で数字が動くのか、それとも長期化するのかが注目されています。

SNSには、このようなタイ語で締めくくられていました。

ได้คืบจะเอาศอก(少し与えれば、もっと欲しがる)。

ここ(5か月分 + 12,000バーツ)から、これ(9か月分 + 12,000バーツ)って、相当譲歩しているかと思いますけどね。
工場経営も大変なんだなあ。

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