タイ東北部の交通警察官による「500バーツ賄賂」画像は過去のもの。当該警官は解雇済みだった!

11月24日、コンケン県の警察署長は、交通警察官が違反者から現金500バーツを受け取る写真がSNSに拡散され、警察への批判が高まっている件について説明した。

署長によると、この写真は2024年の古いもので、過去にも同じページで投稿されたものが再度拡散されたという。
事件は2024年8月に発生し、被害者によると、書類を届けるためにオートバイで移動中、交通警察官に追跡され、銀行前で停止を求められたという。

警察官は被害者のバイクのマフラーがうるさいとして道路交通法に基づき2,000バーツの罰金を科すと告げたが、被害者が500バーツしか持っていなかったところ、警察官は「それでいい」と受け取り、その後走り去ったという。
SNSに最近投稿された写真は、被害者の交際相手が撮影したものだとのこと。

当時の副署長による確認で、帽子番号6631の警察官は、コンケン市警の交通警察班長(警部補)であることが判明。
取り調べの結果、現金を受け取ったことを認め、後に被害者に返金していた。

その後、コンケン市警は2024年11月17日付で、当該警官を署長室勤務に配置替えし、7日以内に内部調査委員会を設置。
調査の結果、重大な懲戒違反と認定され、直ちに解雇処分とされた。
刑事事件については、国家汚職防止委員会(NACC)に送致され、法に基づき処理されるという。

署長は、「当該警官の行為は規則に反するもので、交通警察としての手順を踏んでいない。違反者を取り締まる場合、検問や車両押収など正規の手続きを行う必要がある」と説明。
また罰金の取り扱いも、SNSで拡散されたように個人的に現金を受け取ることは許されず、市民に対しては問題があれば24時間体制で市警や警察191に通報するよう呼びかけた。

警察に呼び止められたら、先ずはビデオ撮影の準備をした方がよいかもしれませんね。
証拠があれば、返金される(?)かもしれません。

※ちなみに過去記事で、確かに警察が主張する件について確認がとれました。
写真のアングルは違いますが、被害者(違反者)の服が同じなので、同じシチュエーションの写真かと思います。

コンケン市の交通警官による賄賂要求、所轄の警察署長が事実を認める。500バーツは返却した。

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