祝タイ1号店「はま寿司」セントラル ピンクラオ店オープン! 回転寿司なのにレーンがない?!
- 2025/11/21
- 日本料理

現在、タイでは現在約6000店の日本食レストランが存在し年々増加傾向を見せるも、「寿司」業界に限っては、6.8%減少 し1,279店となっている。(2024年調べ)
そのような荒波の中、日本から一隻の黒船がやってきた。
それが日本の有名回転寿司チェーン「はま寿司」である。
11月21日にタイ初上陸を果たした「はま寿司」。
どのような船団でやってきたのか?
出店場所はどのような場所なのか?
など、実際に見て体験してきたので、忖度なしにありのままレポートしていく。
初上陸の場所は「セントラル ピンクラオ」
「はま寿司」が初上陸の場所として選んだ地は、バンコクの中心地からは少し離れたピンクラオという地域のセントラルデパートだ。
ピンクラオという地域は、バンコク・チャオプラヤー川の西側に位置するトンブリー側の主要な商業エリアであり、この辺りは一番栄えていると言える。
とは言え、電車網は到達しておらず観光地でもないため、ほぼ地元の住民(タイ人)が集まってくるエリアだ。
「セントラル ピンクラオ」は、このエリアの中心的存在となっている。
最近、リニューアル改装工事も終えたばかりだ。

客層は、地元のタイ人ファミリーや大学生を始めとした学生も多くみられる。
とかく、この辺りで何かしようと思ったら、とりあえず行こう!となるのが「セントラル ピンクラオ」なのである。
それではどんなところか実際に中を見てみよう!

中はすっかりクリスマス仕様。

半地下のG階にも飲食店が広がっていました。

セントラルグループは百貨店なので、基本的な生活必需品や銀行、家電売り場などなんでもある。

この辺りは、セントラルデパートに一度でも行ったことがある人なら、大体想像つくだろう。

「はま寿司」のある5階に上がろうとすると、あちこちでサイネージ広告を目にすることになる。

こんな感じのも。

5階の大広場の一角に「はま寿司」がある。
そしてここにもサイネージ広告が。

ちなみ6階には、ゲームセンターやキッズーナという子供用プレイランドがあり、上層階に来るお客さんはファミリー層が多いのだろうと想定される。

「キッズーナ サファリ」たのしそう…。

6階からエスカレーターを降りると、「はま寿司」を眼下にみることができる。
(写真が上から見た画角)

先ずは地元の人へのブランディングを
それでは入店と行きますか。

さすが新規オープンということもあり、圧倒的清潔感と整然とした店内でした。

カウンター席もありますが、やはりファミリー層を意識し4人掛け6人掛けテーブルが中心となっていた。

カウンター席の方が回転が早いので、待ち時間は少なくて済むでしょう。
こちらが4人席。

こちらが6人席バージョン1。

こちらが6人席バージョン2。
イスとソファー席のあいがけタイプ。

湯呑やお手拭き、スプーンにフォークは、レーンの上にたっぷりとご用意。

醤油やワサビ、あまだれなどはこちら。

「はま寿司」の特徴
タイの回転寿司チェーン店を取材しまくっている本誌ならではの気づき、「はま寿司」の特徴をまとめてみました。
①シンプルな価格帯
サイドメニューで100バーツを超えるものはありますが、お寿司は40バーツ、60バーツ、80バーツの3種類のみ。(プロモーションなどを除く)
ネタは日本クォリティで保証できる上、他社よりもお得な商品もあるので、お財布に優しいのでは?
また、ファミリー層を意識したラインナップになっているのも特徴的だ。

②回転レーンがない!
「はま寿司」では、コロナ過以降、リアル回転レーンを止めデジタル回転レーンを採用している店舗がほとんどなんだそう。
(一部店舗を除く)
他社でも日本ではデジタルレーンを採用しているところもあるが、タイではエンターテイメント性を重視するため、リアル回転レーンをそのまま残している状況だ。
従って「はま寿司」は、このデジタル回転レーンをタイで採用した初めての企業となるのではないか?

もちろんタブレットでもオーダーできるのだが、複数人でいくと、タブレットの注文待ちが発生することが多く、イラっとする時、ないですか?
「はま寿司」ならこちらのデジタル回転レーンでも注文ができるので、優柔不断な友人が一緒にいても、サバイサバーイ(ストレスフリー)で過ごせるぞ。
※写真だとわかりづらいと思い、動画にしてみました。
③こだわりの醤油4種
「はま寿司」では、デフォルトでテーブルの上にオリジナルブレンドの醤油が4種、用意されている。
だし醤油、昆布醤油、ゆずぽんず、濃い口醤油、がそれだ。
お好みによって味変できるので、同じ寿司ネタでも、飽きずにイケるぞ!

ワサビやおしぼり、スプーンなどが、最初から備わっているので、注文する煩わしさがないなど細かな違いはあれど、1度行って感じた大きな特徴はこの辺りかなと思う。
富岡マネージャーにインタビュー
実食編に行く前に、「はま寿司」の富岡マネージャーに簡単にお話しを聞いてきましたので、ご紹介します。
編:「はま寿司」の特徴を教えて下さい。
富:「はま寿司」では、ネタの解凍の仕方に特徴があります。
特に、マグロ、真鯛、サーモンは、他店との違いが出ると思いますので、是非食べてみて下さい。
「はま寿司」では、真鯛の皮をそのまま生かしています。
皮の部分には良質な脂がありますので、解凍する際に湯引きをすると、うま味が増すように工夫しています。
またシャリは特に重要だと思っていますので、1日に数回炊くようにしています。
それで鮮度を保つよう努力しています。
編:来年の1月、フューチャーパークに2号店をオープンされるかと思いますが、さらに出店計画はありますか?
富:もちろん、日本では回転すしチェーン店として名をはしていますので、多店舗経営をしていく予定です。
ただまだ3号店以降の計画は未定(もしくは言えない)です。
編:それでは日本人が多く住むエリアにも、将来的に「はま寿司」さんがやってくる可能性はありますね?
富:可能性はあります!
編:期待しています。ありがとうございました。

レジの店員さんは、富岡マネージャーではありません。
実食編
それでは実際に出てきた商品をご紹介していこう。

・生サーモン
こちらは2026年2月4日まで30バーツ(通常40バーツ)のプロモーションをやっている商品。
厚切りで、ゴリッと歯ごたえを感じさせるボリュームありです。
マストトライ!

・こぼれいくら包み
いくらたっぷりで、海苔で包もうとすると絶対こぼれ落ちてきます。

・中トロ重ね盛り
もう歳は重ねたくありませんが、中トロはバンバン重ねて欲しいものだ。
これで80バーツはお得よ。

・大切り中トロ
大切り中トロが60バーツなんで、重ね盛りいっちゃうでしょ。

・富士山盛り3種
富士山盛りサーモン軍艦、富士山盛りまぐろ軍艦、富士山盛りまかない軍艦、これ80バーツの盛りじゃないでしょ。
これ食べてる時が、一番ホクホク。

・ぶりとろ
ぶりが大好きな小生が、久々にアタリ!と感じた一皿。
私が好きなブリちゃんがここで会えた!

・とろびんちょう山わさび
「はま寿司」なら、びんちょうマグロが40バーツで食べれる!
舌の上でとろけるびんちょう、大好きすぎる。

・あさりの酒蒸し。
出汁の固まり、あさりの酒蒸し。これがたったの80バーツ。
なんか体が燃えて来たわ。

・ツナとブロッコリーのタルタルサラダ。
これ絶対うまいやつだわ~、って思って注文したら、やっぱりうまかった。
こういうの、合間に欲しいのよ。

・茶碗蒸し
「はま寿司」の茶碗蒸しは、中にかまぼこ、ぎんなん、鶏肉、しいたけ、たけのこが入ってた。
タケノコのコリッコリッとする触感がたまらなかった。そして量が多いの。

・たまごプリン
デザートにプリンあるの嬉しすぎる。
タイって、このシンプルなカラメルプリンおいてるところ少ないのよ。
こういうのでいいだってばあ。

・波照間黒糖のわらびもちバニラアイス添え
最後にホームランかましてくれたのが、コレ!
人生で食べたわらびもちで、一番おいしかった。
触感がおもちの触感じゃないの。
言葉では言い表せないので、もう食べてみて!

他にもチーズハンバーグとか気になる商品がたくさんあったけど、さすがに一回じゃ全部試せなかったので、あなたのお薦めあったら、是非コメント欄で教えてね。
「はま寿司」セントラルピンクラオ店のグランドオープンは、11月21日。
1000名様まで、特製湯呑をお配りしているので、是非ゲットしてね!
しっかり普段使いできる代物でしたよ。

※「セントラルピンクラオ」場所はこちら。






































