タイ最高裁、タクシンに176億バーツの税金、延滞金、利息徴収命令！

タイ最高裁はこれまでの判決を覆し、タクシン・チナワット受刑者に対し、シン・コーポレーション株売却に伴う税金、延滞金、利息を含む合計176億バーツの徴収を命じた。
裁判所は、政治公職制限を回避するために名義人（ノミニー）を用いた株保有は違法で「税の道義性」に欠けると判断した。

これにより、中央税務裁判所および特別控訴裁判所（2023年）のタクシン有利の従来判決は覆された。
歳入庁は１〜２か月以内に正式な執行命令を発行し、徴収手続きを進める見込みである。

課税対象は、タクシンがアムプル・リッチ・インベストメントを通じてシンガポールのテマセク・ホールディングスにシン・コーポレーション株を売却した取引に由来する。
最高裁は、この名義人を用いた取引は経済的合理性がなく、税制上の不正利益を得るための違法行為と認定した。

以前、中央税務裁判所と特別控訴裁判所は、歳入庁が税法第19条に基づく召喚手続きを行わなかったとして課税処分を取り消していたが、最高裁が上告を認め、タクシンの納税義務を復活させた。

与党だったころに守られていた既得権益でしこたま蓄えた財産が、どんどんと暴かれていますね。
どんどん吐き出して頂きましょう。