バンコク不動産、電車網拡張で周辺土地価格最大26%上昇、2026年も上昇が続く見込み。
- 2025/11/11
- バンコクとその近郊

タイの不動産情報センター(REIC)は、バンコクとその周辺都市圏で土地価格指数が過去10四半期で最高水準に達した5つのエリアを特定した。
これは電気鉄道ネットワークの拡張によるもので、住宅やビジネスの需要が高まったことが背景にある。
不動産情報センターの報告によれば、これらの電車沿線の土地価格は過去10四半期と比べて最も急速に上昇しており、アクセス向上と都市開発の促進が価格上昇の主な要因とされている。
グリーンライン(サムットプラカーン~バンプー、ベーリング~サムットプラカーン)の沿線では、土地価格指数がそれぞれ338.6、333.7と、前年同期比26.1%上昇。サムットプラカーン県のプラサムットチェディー地区やムアン・サムットプラカーン地区は、新しい都市計画と鉄道拡張により住宅・物流開発の新たな重点地域として浮上している。
ピンクライン(ケーライ~ミンブリー)沿線では、土地価格指数が337.4で前年同期比20.7%上昇。
ラックシー、ブンクム、ムアンノンタブリー駅周辺のエリアはアクセス向上の恩恵を受け、東バンコクで働く人々向けの住宅地として人気を集めている。
パープルライン(バンヤイ~タオプーン)沿線は、土地価格指数が529.3となり前年同期比19.6%上昇。
バンヤイ地区とムアン・ンタブリー地区では、新築住宅やコンドミニアムの開発が若い都市家族を中心に急速に拡大している。
ブラウンライン(ケーライ~ラムサリ)沿線は503.3で前年同期比19.2%上昇、イエローライン(ラットプラオ~サムロン)は460.1に上昇。
スアンルアン、ワントーンラン、ホイクワン地区では、コンドミニアムやオフィス需要の増加が価格上昇を支えている。
ブルーラインとダークレッドライン(バンスー~フアランポーン)沿線は、土地価格指数がそれぞれ654.8、644.6で前年同期比18.5%上昇。
クロントゥーイ、ワッタナー、ホイクワン地区は、複合開発や交通拡張の影響で依然として主要なホットスポットとなっている。
不動産情報センターは、来年から新規電鉄プロジェクトの運行が始まることで、これらの沿線の土地価格は年15~20%のペースでさらに上昇すると予測している。







































