カンボジア上院議員リー容疑者ら5名に逮捕状。マネーロンなどの容疑でバンコク他、家宅捜索。

11月9日、タイ、サイバー警察およびマネーロンダリング対策局(AMLO)が、バンコクおよびトラート県の計36カ所を一斉に家宅捜索しました。

対象は、カンボジア上院議員で実業家のリー・ヨンパット(別名パット・スパパー)容疑者(67)およびその関係者でした。
彼らには、詐欺グループとの資金洗浄・共謀の疑いがもたれています。

リー容疑者は中国系カンボジア人で、カンボジア・コッコン州出身。
大手複合企業 L.Y.P.グループ(LYP Group) の創業者・オーナーであり、フン・セン前首相の側近としても知られています。

今回の捜査では、バンコク・スクンビット地区の高級コンドミニアム2室を家宅捜索しましたが住人は不在で、管理会社職員のみが対応していました。
室内からは、財産関連書類が押収されました。
また、トラート県ワンクラジェ地区の土地(約500万バーツ相当)および銀行口座の預金約8,820万バーツも差し押さえました。

警察の捜査によると、リー容疑者らは詐欺組織と連携し、利益の分配や資金洗浄を組織的に行っていたという疑惑があります。
これまでの証拠に基づき、リー容疑者を含む5名に対して逮捕状が発行されています。

詳しい発表は、11月10日にも記者会見が行われるとのことです。

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