台風「カルマエギ」今夜ベトナム中部に上陸。タイでは７〜９日にかけて大雨・洪水の恐れ。

タイ気象局が、台風「カルマエギ」の進路を更新しました。

同局によると11月６日時点で台風は南シナ海上にあり、中心はベトナム中部ビンディン市の東南約170キロに位置しています。
中心付近の最大風速は時速約175キロで、西へ毎時約30キロの速度で移動しています。

この台風は今夜、ベトナム中部ビンディン市付近に上陸する見込みで、その後は勢力を弱めて熱帯低気圧となり、ラオスを通過。
11月７日にはウボンラチャタニー県付近を通過してタイに入り、さらに低気圧に変わると予想されています。

台風「カルマエギ」の影響により、11月７日〜９日にかけてタイ北部および中部各地で降雨が増加し、東北部、東部、中部、北部の順に局地的に非常に激しい雨が降る見込みです。

各地では豪雨や長雨による洪水、鉄砲水、河川の氾濫に十分な注意が呼びかけられています。
特に、山の斜面や水路沿い、低地や浸水しやすい地域の住民は警戒が必要です。
農家には農作物への被害防止策を講じるよう呼びかけています。

また、アンダマン海では波が２〜３メートルと高く、雷雨を伴う海域では３メートルを超える恐れがあるため、航行には注意が必要です。
小型船舶は、11月６〜７日の間は出航を控えるよう求められています。