タイの医師が警告! 吸ったら危険タイの汚染ヤードム。メーカー不問、見た目では判断できない。

タイ食品医薬品局(FDA)が検査を行った結果、「ホンタイ印 ハーブ吸入薬(第2配合)」(登録番号 G 309/62、生産ロット 000332、製造日 2024年12月9日)について、微生物試験基準に適合していないことが判明したことについて、先だってお伝えしました。

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タイの医師によると、どのメーカーの吸入薬(ヤードム)でもこういった可能性があり、使用後に異常を感じたらすぐに使用を取りやめるよう勧めています。

医師の見解:吸入タイプの製品は“感染経路になり得る”

タイのメディアの取材に応じたカナット医師(タイ健康・高齢者産業連合会 会長)は、次のように説明しています。

吸入薬は呼吸器に直接成分を取り込むため、汚染された場合は非常に危険です。

使用者が深く吸い込むことで、胞子や細菌が鼻粘膜や上気道に侵入しやすくなると言います。

使用後1〜7日以内に現れる急性症状として、

鼻のかゆみ・鼻水・くしゃみ
乾いた咳や痰を伴う咳
のどの軽い痛み
額や頬の頭痛

などが挙げられています。

これらは、真菌胞子の吸入によるアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の症状と同様だと言います。

長期使用の危険

1か月以上使用を続けると、鼻腔や副鼻腔に菌や胞子が蓄積し炎症を起こす可能性が高くなります。

慢性的な鼻水・口臭・朝の顔の痛み・呼吸困難・睡眠の質低下などが起こることもあると言います。

特に免疫力が低下した人・高齢者・糖尿病患者は、重症感染に発展するリスクがあるとのこと。

Clostridium属菌による副鼻腔炎は稀だが、医学誌でも報告例があるといいます。

医師のアドバイス:異常が出たらすぐに中止し、鼻を洗う

どのメーカーの吸入薬でも、使用後に異常を感じたらすぐに以下を行うよう勧めています。

・使用を中止する。

・生理食塩水で鼻うがいを1日1〜3回行う。(ネティポットや専用ボトルを使用。水は「蒸留水・煮沸後に冷ました水・市販の安全なボトル水」を使用。)

・症状が続く場合は、薬剤師または医師に相談。

また、以下のような重症症状がある場合は直ちに病院へ。

・38℃以上の発熱
・顔の腫れ
・強い頭痛
・呼吸困難
・緑色の痰を伴う咳

どの吸入薬(ヤードム)が危険か?

カナット医師は「見た目では判断できない」と強調。

使用後に異常があればただちに中止し鼻うがいを行うことが最も重要だと述べた。
「運が悪ければ、重篤な感染で命を落とすこともあります。決して軽視しないでください。」と警告しています。

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