タイ食品医薬品局（FDA）は、ヤードム（嗅ぎ薬）として有名なハーブ医薬品の検査結果に関する公式発表を行いました。

ホンタイパニッチ社製のハーブ吸入薬「ホンタイ フォーミュラ2」（登録番号 G 309/62）のサンプルが、医科学部による実験室分析のために収集されました。

分析結果によると、この製品は微生物汚染に関する品質基準を満たしておらず、全好気性微生物数（Total Aerobic Microbial Count）、酵母・カビの合計数（Total Combined Yeasts and Mould Count）、さらにクロストリジウム属菌（Clostridium spp.）の検出が規定値を超えていました。
これは「製品品質に影響を与える標準、純度、その他重要特性」に違反するものです。

したがって、ハーブ製品法（B.E. 2562 / 2019）第60条第２項に基づく非標準ハーブ製品とみなされます。
第58条第2項に違反して非標準ハーブ製品を製造した者は、第103条により、2年以下の懲役または20万バーツ以下の罰金、またはその両方の刑罰を受ける場合があります。

さらに、第58条第2項に違反して非標準ハーブ製品を販売した者は、第108条により、6か月以下の懲役または5万バーツ以下の罰金、またはその両方の刑罰を受ける可能性があります。

FDAは、消費者に対してこのハーブ製品の購入や使用に際し十分な注意を呼びかけています。
また、現在、関係者に対して法的措置を検討中とのことです。

LDH JAPANの「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」の浦川翔平さんは、ホンタイ社製のヤードムが大好きなことで知られていて、同製品をお土産に70個購入したというエピソードもあるくらいです。
このような事態となって、ご本人の思いやいかばかりでしょうか。
しばらくお土産にホンタイは、やめた方が良いかもしれません。

ちなみにホンタイ（Hong Thai）社は、食品医薬品局（FDA）の検査で基準を満たさなかったハーブ薬のロットについて謝罪し、すでに回収を開始したと発表しました。

同社によると、問題の製品は約20万個にのぼり、すべて廃棄処分する予定とのことです。
取引先に対しては、購入金額を全額返金し、新しいロットを無償で提供する準備を進めていると説明しています。

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