バンコクでもパタヤでも観測! タイの夜空に巨大火の球出現! 天文学会:彗星の破片の可能性大。

10月26日午前0時30分ごろ、タイ東部および中部各地(パタヤ、チョンブリー、ラヨーン、バンコクなど)で、夜空を「明るい光が高速で走り、爆発音が響く」という現象が観測されました。

市民の多くが動画を撮影しており、黄色からオレンジ色の巨大な光球が尾を引きながら落下し、やがて空中で消滅する様子が映っていました。このため、一時は「隕石落下」や「宇宙ゴミの再突入」ではないかと騒動になっていました。

タイ天文学会の見解

タイ天文学会(Thai Astronomical Society)は、「この火球はレモン彗星レモンとは無関係である」と公式に発表しました。

同彗星は地球から約9,000万キロメートル離れており、影響を及ぼす距離ではないとのことです。

※2025年1月に発見された新しい彗星(Lemmon彗星 C/2025 A6)で、2025年10月から11月にかけて見ごろを迎えます。

学会による最新の解析では、この火球は「タウリッド流星群」に由来する古代彗星の破片である可能性が非常に高いとされています。

タウリッド流星群とは

タウリッド流星群は、*彗星 2P/Encke(エンケ彗星)を母体としています。

この彗星は、約1万年前に崩壊した直径40kmの古代巨大彗星の残骸と考えられています。

この流星群は、毎年10月下旬から11月初旬にかけて観測され、特に明るくて動きの遅い火球(fireball)が多く出現することで知られています。

ちなみに私ごとですが、お化けとかUFOとか、一切信じていません!
(昔は好きでしたが)

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