タイ貢献党政権時代の警察庁長官、賭博サイトからの賄賂疑惑で懲戒処分に値する規律違反認定。

タイの警察苦情検討委員会は、前警察庁長官のトーサック警察大将および関係する約200名に対し、懲戒処分に値する規律違反があったとする結論を下しました。

この件は、タム弁護士が2024年3月に提出した告発に基づくもので、オンライン賭博サイトの利権からの賄賂を受け取っていたという内容に端を発しています。

同委員会は7か月以上にわたり、複数の機関から資料を収集し、過去数年分の調査を実施しました。
その結果、2025年10月22日に「懲戒処分に値する不正行為が認められる」との結論に至ったと伝えられています。

今後の手続きとして、トーサック前長官および関係者には弁明の機会が与えられます。
委員会はその説明を踏まえ、違反の重大性を判断し、最終的な懲戒の可否・内容を決定します。
その後、警察庁に引き継がれ、処分手続きが進められる予定です。

ただし、警察庁は同一の事案について再調査委員会を設けることはできず、新たな証拠や重要な反証がある場合のみ再調査が可能とされています。
委員会はすべての関係者に公正な対応を行うと述べています。

一方、警察庁の報道官は、本日この件に関する進捗状況を記者会見で発表する予定とのことです。

本誌でも当時から、怪しいのはこのトーサック長官ではないかと感じていました。
タイ貢献党政権が任命した同氏が就任後、人々から愛され、頼りにされていたビッグジョーク副長官が追い出しにかけられました。
当時から、警察内部の権力闘争が原因とも言われていましたが、ようするに自分たちの犯した悪事を暴かれることを恐れ、追い出しにかけたのではないかと推測されていました。

国家汚職防止委員会、トーサック氏とビッグジョーク氏の汚職疑惑の調査開始。権力闘争が引き金か?!

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