チェンマイ名物「動かないエスカレーター」が50年ぶりに再稼働! なんで動かなかったの?

チェンマイには、50年間一度も作動しないエスカレーターがあるそうです。

チェンマイの老舗市場ワローロット市場(Waroros Market)で、「50年間動かない」と言われているエスカレーターが、再び動き出しました。

長年止まったままだったこのエスカレーターの復活は、市場の商人や地元住民に喜びと懐かしさを呼び起こしていると言います。

半世紀ぶりの再稼働

100年以上の歴史を持つワローロット市場(地元では「カッドルアン」=“大市場”の意)に設置された唯一のエスカレーターは、かつてはチェンマイの近代化を象徴する存在でした。

しかし設置からまもなく停止し、“決して動かないエスカレーター”というあだ名で象徴されるようになっていました。

停止の理由はさまざまな“都市伝説”として語られて「電気代節約のために止められた」「故障後、修理予算がなかった」などがあります。

修理と復旧

市場の運営チームは、約1か月をかけてエスカレーターの修復作業を実施しました。

そしてついに、床構造の補強や電気系統の安全改修を終え先週再稼働にこぎつけることができたのです。

再稼働のニュースはSNSで瞬く間に広まり、「ついに“動かないエスカレーター”が動いた!」と地元住民が写真や動画を投稿し、話題となっています。

地元商人の声

市場の2階で衣料品店を営むおばあさん(80歳)は、「エスカレーターが設置されたのは私が20歳のころ。とても近代的に感じた」と当時の様子を語っています。

しかしその後すぐに止まり、「80歳になるまで、一度も動くのを見たことがなかった」と笑顔を見せていたと言います。

またすぐに「動かないエスカレーター」に逆戻り…、ってことはないですよね?

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