チャオプラヤー川流域の4大ダムが貯水率90%超え。全国16県で洪水続く。10月21〜24日に大雨警戒。

国家水資源事務局(ONWR)は10月19日、タイ全土の主要貯水池で水位が依然として高い状態にあり、チャオプラヤー川流域にある4つの主要ダムがいずれも貯水率90%を超えていると発表しました。

同時に、南部では10月21日から24日にかけて非常に激しい雨が予想されるとして警戒を呼びかけています。

◆最新の水資源状況(10月19日)

全国貯水量: 容量の87%(約697.9億立方メートル)
利用可能水量: 容量の79%(約456.3億立方メートル)

チャオプラヤ川流域の主要ダム(4か所)
・ブミポン・ダム 94%
・シリキット・ダム 97%
・クウェーノイ・バムルンダン・ダム 101%
・パーサック・チョーラシット・ダム 93%

これら4ダムの合計貯水量は臨界水準に達しており、流入水と放水の管理が続けられています。

〇降雨状況と予報

ヤラー県では、過去24時間で81mmの降雨量を記録し、南部一帯で雷を伴う広範な雨と局地的な豪雨が観測されました。
10月21〜24日にかけては、中国から張り出す高気圧の影響で、北部と東北部では雨が次第に弱まる見込みです。
一方で、南部(特に東海岸側)では中程度のモンスーントラフの影響により、激しい雨から非常に激しい雨が続くと予想されています。

〇洪水被害地域(10月18日)

全国16県・77郡で洪水が続いており、北部下流から中部、バンコク首都圏にまで広がっています。

下部北部/中部:ピッサヌローク、スコータイ、ピチット、ナコンサワン、ウタイタニー

東北部:ウドンタニー、ウボンラーチャタニー

下流チャオプラヤ流域/バンコク首都圏周辺:チャイナート、シンブリー、アントーン、スパンブリー、アユタヤ、パトゥムタニー、ノンタブリー、ナコンパトム、チャチュンサオ

 

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