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タイ入管、国際手配中の中国人容疑者2名(容疑は別々)を逮捕。タイが犯罪者潜伏先のハブに。
- 2025/10/16
- 事件(タイローカル)

10月16日、タイ入国管理局は、サムットプラカーン県およびチョンブリー県の入国管理官と合同で、外国人重要容疑者2名の逮捕作戦を実施したと発表しました。
【1人目の容疑者】
1人目の容疑者は中国籍の男「スン」。
スン容疑者は、中国で建設業者から賄賂を受け取った容疑で逮捕状が出ており、長期間にわたりタイ国内で逃亡生活を送っていました。
複数の県を転々とし、最終的にサムットプラカーン県内に潜伏していたところを逮捕となりました。
【2人目の容疑者】
2人目の容疑者は、中国・上海市松江区公安局により詐欺罪で指名手配されていた中国籍の男「リー」(56歳)。
中国当局との情報共有により、両名とも中国国内で犯罪を犯したのち、逮捕状が正式に国際手配システム(インターポール)に登録される前にタイへ逃亡していたことが判明したといいます。
そのため、入国時点ではタイへの入国を阻止できなかったが、後に情報が共有されたため、捜査班に逮捕を指示したとのことです。
例として、スン容疑者は2017〜2019年にかけて中国の建設会社勤務中、請負業者から総額80万人民元(約360万バーツ相当)を「技術支援料」「入札支援料」名目で受け取ったとされます。
その後、タイに逃亡しています。
タイが犯罪者のハブになっていることは事実であり、それは入国審査がザル(ほぼ無審査)であることが原因かもしれません。
一度入国してしまうと、逮捕に至るケースは氷山の一角であり、非常に困難を要します。