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アユタヤでタグボートが転覆し沈没。妊娠7か月の女性が行方不明に。ダイバーらの懸命の捜索続く。
- 2025/10/15
- 事故・火災(タイローカル)

10月14日午後、アユタヤ県パークチャン地区の船着場近くで、貨物を運搬中のタグボートがパーサック川の中央で転覆・沈没する事故が発生しました。
船長は無事に脱出しましたが、妊娠7か月の妻が川の中で行方不明となりました。
その後、ダイバー10名以上が出動し、沈没地点から川の流れに沿って水深約15メートルの範囲を捜索しました。
また、巡視船も投入され、急流の中で懸命な捜索活動が続けられました。
さらに港湾局アユタヤ支局は安全確保のため、捜索作業と引き上げ作業が完了するまで当該水域を一時的に航行禁止とする措置を発表しました。
その後、沈没したタグボートを複数の船で岸に近づけ、大型クレーンを使って引き上げ作業を実施。
船体重量は約40トンあり、スリングの位置調整などに3時間以上を要しましたが、最終的に水面上に引き上げることに成功しました。
船内を確認したところ、前方のガラスが割れ、生活用品が散乱していましたが、妻の遺体は発見されませんでした。
船長のシーラウット氏は妻の家族と対面し、事故について深く頭を下げ謝罪しました。
夜になり流れがさらに速くなったため、ダイバーたちはこの日の捜索を一時中止しましたが、巡視船による川面での捜索は続行されています。