タイ、バーツ高で日本旅行ブーム再燃! タイLCC3社が日本行き新路線発表!

タイの格安航空3社が、年末の旅行シーズンに合わせて新たな日本路線を打ち出しています。
バーツ高により、タイ人旅行者の海外旅行意欲と消費が活発化していることが背景にあります。

★タイ・エアアジアX

同社は、第4四半期のバーツ高と年末の祝祭ムードが重なり、海外旅行を楽しむタイ人が増えていると述べています。
中でも日本は依然として人気の高い渡航先です。

タイ・エアアジアX(XJ)は、12月1日からバンコク(ドンムアン)-仙台線 を週4便で就航予定。
この路線は同社にとって日本への5番目の直行便となり、既存の東京・大阪・札幌・名古屋に続きます。
第4四半期の平均搭乗率は90%を見込んでいます。

また、タイ・エアアジア(FD)はすでにバンコク-福岡、バンコク-沖縄の2路線を運航中。
グループ全体でタイと日本を結ぶ路線は計7路線となり、ネットワークの広さが強みとなっています。

★タイ ライオンエア

同社は、2025年第4四半期に新たな国際線4路線を開設し、日本を含むアジア主要都市との接続を強化すると発表しています。

新路線は、以下の通りです。

・バンコク(ドンムアン)-北海道(高雄経由) 12月1日就航・週3便
・バンコク(ドンムアン)-大阪(台北経由) 12月1日再開・週4便
・バンコク(ドンムアン)-重慶 10月26日就航・毎日運航
・バンコク(ドンムアン)-天津 10月27日就航・週4便

★タイ ベトジェット

同社は、第4四半期に バンコク(スワンナプーム)-大阪(関西)線 を12月1日、バンコク-東京(成田)線 を12月15日に開設予定と発表していました。
7月の販売開始以降、想定を上回る予約が入っているといいます。

しかし、米国政府の一時的な行政停止により、米連邦航空局(FAA)が新機材の認可を停止したため、新型ボーイング737-8の納入が遅れ、成田・大阪線の就航は2026年1月中旬に延期されてしまいました。

影響を受ける乗客には、台湾経由(大阪行き)またはベトナム経由(東京行き)便の利用、または日程変更・旅行クレジットへの振替が案内され、すべての対象者に2,000バーツ分のギフト券が提供される措置が発表されています。

日本人気、依然として高水準

日本政府観光局(JNTO)のデータによると、2025年1~8月の訪日外国人は2,838万人(前年比+18.2%)。
タイからの旅行者は76万4,600人(+8.2%)で、国別では6位。
8月単月では3万5,500人が訪日しています(前年同月比+2.4%)。

ちなみに上位5カ国は以下の通りです。

①中国 671万人(+46.1%)
②韓国 612万人(+5.4%)
③台湾 450万人(+9.6%)
④アメリカ 217万人(+22.9%)
⑤香港 167万人(–7.1%)

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