ワチラ病院前の道路が陥没してから、バンコクでは相次ぐ道路の陥没事例が報じられていますが、10月2日、チョンブリー県サメット地区でも大きな陥没穴が確認されています。
現場である有名デパート裏手の「ラドン-クロンカピ通り」では、施工業者が道路を封鎖し、住民に通行禁止を呼びかけていました。
調査の結果、陥没の深さは3メートル以上、長さ10メートル、幅6メートルに及び、橋のたもとに隣接する学生寮の壁も傾いていることが確認されてます。
現場近くで商売をしている30歳の女性ナムフォンさんはこう語っています。
「道路が昨日から沈下し始めました。幸い車が通り過ぎた後に崩落したので大事故にはなりませんでした。
最初はバンコクの道路崩落と同じようなものかと思ったのですが、実際に沈下が進むと電柱が傾き、寮の壁も崩れてしまいました」
一方、施工業者のニティ氏は原因について次のように説明しています。
「今回の崩落は、長年にわたって橋の下の土手が水に侵食されたことが主因です。
高さ3メートルほどの道路を支える土が失われたため、陥没につながりました。
現在は崩壊した下部のコンクリートを撤去し、砂を投入して地盤を埋め戻している最中です。
道路の復旧にはおおよそ30日を要する見込みです。
その間は安全のため道路を全面封鎖しています」
なお、寮の壁も崩れたが、建物自体には影響がなく危険はないとみられています。(何の保証もありませんが)