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タイ東北部で暗躍。中国人詐欺組織の「右腕」のタイ人女、タイ・チョンブリー県で逮捕。
- 2025/9/15
- 事件(タイローカル)

9月14日、警察は、タイ東北部で大規模な詐欺ネットワークを率いる中国人犯罪ボスの、重要な実行役を務めていたとされる26歳のタイ人女性を逮捕したと発表しました。
容疑者の逮捕
容疑者は、ウボンラーチャターニー県出身のモンタティップ容疑者(26)。
詐欺共謀罪やコンピュータ犯罪法違反などの容疑で、チョンブリー県の住宅地で逮捕されました。
詐欺の手口
事件は、被害者がコールセンター詐欺により 125万バーツを失ったと通報したことに始まりました。
詐欺グループは、偽のオンラインショッピング投資を持ちかけていました。
捜査によれば、モンタティップ容疑者はラオスを拠点とする中国人「ガオ・ガオ」なる人物の下で活動していました。
現金の流れを管理し、マネーロンダリング用の「口座(いわゆるミュールアカウント)」を調達する役割を担っていました。
また、東北部や東部を頻繁に移動し、ATMで現金を引き出しては仲間に再分配していたとされます。
広がる犯罪ネットワーク
モンタティップ容疑者は 25件以上の事件に関与 しており、被害総額は 1,000万バーツを超えるとみられています。
彼女は一つの口座を調達するごとに2万バーツの報酬を受け取っていたとのことです。
取り調べに対し、チョンブリー県の住宅は「隠れ家兼拠点」として借りたもので、中国人の指示役から WhatsApp を通じて「狙う口座」や「資金移動先」の指示を受けていたと供述しています。
現在、モンタティップ容疑者はマハーサーラカーム県警に移送され、さらなる取り調べを受けています。
警察はネットワーク全体を壊滅させるべく、他の関係者の逮捕に向け捜査を拡大する方針とのことです。