タイで銀行口座凍結被害相次ぐ。復活に書類20キロ、印刷代1万バーツ! 口座復活の秘訣とは?

お伝えしておいてなんですが、想像よりもかなり多くの被害者が出ているようです。

9月13日、タイでは不正防止の一環として、多数の個人の銀行口座が相次いで凍結されており、実際には「口座ミュール(マネーロンダリング)」と無関係の利用者にも影響が広がり、大きな混乱を招いています。
取引ができなくなった人々は、生活や商売に深刻な支障をきたしています。

その被害者の一人である女性が、自身の経験をSNSに投稿しました。
彼女は「自分の口座は不正と無関係なのに銀行に凍結され、取引が一切できなくなった」と訴えました。
商売のために24時間、資金を動かす必要があるにもかかわらず、解除のためには大量の書類提出を求められ、合計で約20キロに及ぶ資料を準備したといいます。

女性はこう述べています:

「銀行が自主的に凍結したもので、裁判番号もないし“口座貸し”でもないのに、なぜこんなに大変なのか。最初の申請は『書類不足』で却下され、2回目はスーツケースにぎっしり詰めて提出。
印刷代だけで1万バーツ以上かかった。2か月も待たされ、本当に銀行にお金を預けて安全なのかと疑問に思う」

幸い、2回目の申請から4日後に凍結は解除されました。
担当職員が変わったことでアドバイスが的確になり、書類整理も進めやすかったと語っています。

さらに彼女は「2か月間の凍結で従業員の給与や店舗資金が滞り、まるで破産したような状況だった。銀行にはもっと正確なスクリーニング方法を導入してほしい。同じ被害に遭っている人が大勢いる」と強調しています。

最後に「同じ問題で悩んでいる人は、担当者を変えて相談してみると良い」とアドバイスを送り、同じ境遇の人々に励ましの言葉をかけました。

最後の部分、これタイではあるあるです。
どのようなケースでも、トラブルに見舞われて一向に解決しない場合、担当者(できれば上役)をすぐに返させてください。
何時間話しても堂々巡りだった問題が、スッキリ解決する場合があります。

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