アヌティン首相、タイ貢献党政権の「電車運賃20バーツ均一」政策の白紙撤回!? 補助金継続不可。

アヌティン首相は9月9日、前政権であるタイ貢献党の看板政策である「電車20バーツ均一運賃」を継承しない考えを強く示唆しました。
この政策は、BTSやMRTなどの電車を1回20バーツで利用できるよう、政府が補助するものでした。

アヌティン首相は、プームジャイタイ党本部に到着し党会合に出席した際、この発言をしました。

タイ貢献党前政権は、11月15日からバンコクおよび周辺県の全ての鉄道で20バーツ均一運賃を開始する計画を進めていました。

「このプロジェクトは本当に国民の利益になるかどうかを見直さなければならない」とアヌティン首相は語っています。
「前政権の一部のプロジェクトは赤字を生んでいることが判明した。我々は財政規律を守り、事業が持続できるようにしなければならない」
「政府が毎年、運賃差額を事業者に補填し続けたり、民間事業者から運営を買い戻すのは適切ではない」

タイ貢献党政権はすでに利用者登録を開始しており、8月28日時点で約26万人が申し込みを済ませています。

さらにこの補助制度を支えるため、下院はすでに3つの法案を可決しています。
共通チケット管理法案、タイ都市鉄道庁法改正案、鉄道運輸法改正案がそれでした。
これらの法案は現在、上院での審議待ちとなっています。

ただしこの膨大な補填原資が一向に明らかにされていませんでした。
一時は、「渋滞税で賄う」などという、お花畑のような案がまことしやかにニュースになっていましたが、後半では全くなきが如しでした。
とにかく選挙対策の為に、税金を湯水のごとく使っていましたので、これから国庫を精査した際に、恐ろしい状況が待っていそうで心配で朝しか起きれません。

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