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再びタイに舞い戻ったタクシン、『警察病院14階事件』判決へ。最高裁は暴徒に対し厳戒態勢。
- 2025/9/9
- 事件(タイローカル)

タクシン氏の「警察病院14階事件」(以降、14階事件と呼称)判決を前に、最高裁判所では厳重な警備体制が敷かれ、警察官100人が動員されていると言います。
この動きは9月8日、最高裁判所主導で進められ、裁判所職員とチャナソンクラム警察署の警察官が「14階事件」の強制執行命令の判決読み上げに向けた警備計画を実行しました。
最高裁判所の政治職者刑事部は、タクシン・チナワットに対し、9月9日の判決に本人が出廷するよう召喚しています。
「14階事件」は、2023年にタクシンが17年の海外逃亡生活を経てタイに帰国した後、収監初日に警察総合病院14階に入院したことに端を発します。
その後、刑務所に一度も入ることなく、ホテル並みのVIPルームで刑期を過ごし、あっという間に釈放となりました。
このため、これは実際に刑期を果たしたことになるのかどうかを巡り、議論が高まっていました。
当局は、秩序維持のために機動隊を含む約100人の警官を配置する計画です。
裁判所への立ち入りは登録済みの記者に制限され、放送用車両の駐車も裁判所裏手に限られました。
また、タクシンに連帯を示すために集まる支援者や未登録の報道関係者は、待機可能なエリアが制限され、バリケードが設置されると伝えられています。
事件関係者の車両のみ、交通整理のために最高裁の裏門からの入場が認められる予定です。
武闘派で知られるタクシン派(赤シャツ隊)ですから、判決次第では何をしでかすかわかりません。
というか、先ずは正義がしめされるかどうか、この点が最も重要です。
一度は、偽りの深刻でドバイに逃亡を図ったタクシンがタイに戻ってきたということは、何らかの裏工作が成功した可能性があります。
2023年8月22日のあの日のように。
17年間タイ国内にいなかったにもかかわらず、あのような御膳立てが可能だったわけですから。