タイ国民党ナッタポン党首、アヌティン氏支持を明言。「党の人気低下リスクより国益を優先」

とにかく選挙をして、現状のにらみ合い状態を解決しなければ、前に進めません。

タイ国民党ナッタポン氏は、アヌティン氏を支持することは党の人気を損なうリスクがあると認めつつも、今回の決定は党の利益のためではなく「国のため」に行われたものであると強調しました。

9月3日、国会での記者会見にて、国民党(PPLE)がブームジャイタイ党のアヌティン党首を首相候補として支持することを発表した後、国民党党首のナッタポン氏はコメントしました。

彼は、この判断は党の利益や人気取りに基づいたものではなく、議会制民主主義の下で国を解決へ導くためのものであると強調しました。
目的は、外部からの干渉を防ぎ、憲法改正プロセスを解放し、迅速に国民へ権力を返還することにあると説明しています。

ナッタポン氏は「人気を失うリスクがあっても、アヌティン氏を首相として支持する決定を堅持する」と述べました。

さらに、ブージャイタイ党は少数派政府を率いることができる能力を示しており、国民党の議員らが議会内で効果的に主導権を発揮できるだろうと付け加えました。

「誠実性に疑念があるのでは?」との質問に対し、ナッタポン氏は「保証を文書化すれば、最も大きな代償を払うのはブームジャイタイ党になる」と回答しました。

有権者はすでに「公約を守らなかった政党」に対して厳しい審判を下してきたと指摘し、国民党としてもブームジャイタイ党が「議会解散と新憲法の制定」に向かって動くよう最善を尽くすと述べています。

また「文書による約束を反故にすれば、その代償はブームジャイタイ党が負うことになる」とも強調しました。

ナッタポン氏は「国民党にとって最大のリスクは、この合意が守られない場合です。その場合、国民への約束を破る代償を払うのはブームジャイタイ党だ」と断言しました。

最後にナッタポン氏は、この決定について後悔はないと述べました。
過去5日間、党執行部はあらゆる側面を慎重に検討し、党員からの意見も聞き、彼らの視点を理解したうえで、多数意見が党の立場と一致したのだと説明しました。

「私たちは誰一人、首相を信任して国を任せるつもりはない。必要なのは、議会解散と新憲法制定に踏み出す首相だ。これは国民党の決定であり、人気や個人的リスクではなく国の未来を見据えたものだ」

とナッタポン氏は結びました。

あとは、国民がしっかり正しい判断を行うことです。
確かに地方で自己主張を行うのは難しい部分があるのかもしれませんが、脅しや金銭などに屈服せず、立ち上がるべき時には立ち上がるべきです。
この機会を逃せば、この国は一生変わることができないかもしれません。
そのツケは子々孫々へと、受け継ぐこととなります。

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