バンコクの運河で魚が大量死。鉄道建設業者が、セメントを不法投棄。住民が苦情申し立て。

とにかくタイは、何でもかんでも川や海にポイ捨てしてしまいます。

9月1日、SNSで投稿された内容によりますと、バンコクのサムレ運河周辺の住民からの苦情が寄せられていると言います。住民は、運河に大量の魚の死骸が浮いていると訴えており、その原因は、ウォンウェンヤイ駅付近の鉄道プロジェクトの施工業者が、セメントを運河に捨てたことだと指摘しています。

その後、地元メディアが現場を訪れたところ、サムレ運河沿いのホテル付近で、依然として魚の死骸がいくつも浮いているのが確認されました。
サムレ運河の排水ゲート管理職員によると、同日朝に「魚の死骸が水門付近に大量に集まっている」との通報を受け、バンコク都庁に連絡して撤去作業を行ったといいます。

死亡した魚の大半は、ラーチャウィン寺の運河から流れてきたナマズの一種(プラースワイ)で、原因については、建設業者が不用意にセメント水を投棄したことによるものと見られています。

記者がラーチャワリン寺(別名サムレ寺)前を調査すると、運河内にはおよそ100メートルにわたって固まったセメント片が堆積し、さらに近くの岸辺には大量のセメント袋が捨てられていたと言います。

現場には建設プロジェクトの職員も確認されたが、取材には「今知ったばかり」と答えるのみで、詳しい説明はありませんでした。

ここまであからさまなことをしても、行政が動かないなんて、ホント終ってます。

地域住民の多くは「以前は運河の水が普通に流れていたが、鉄道工事が始まってから粉じんやセメント廃棄物の問題が発生し始めた」と口を揃えていいます。
実際にセメント水を投棄する場面を目撃した人はいないが、今回の件で生態系への悪影響が明らかになったとして、当局に徹底した調査を求めています。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る