タイの外国人コンドミニアム購入最新レポート。中国人減少、ミャンマーは地震影響で大幅増。
- 2025/8/26
- 不動産情報

住宅情報センター(REIC)、政府住宅銀行(GH Bank)の報告によりますと、2025年第1・第2四半期の外国人によるタイ国内コンドミニアムの所有権移転件数が、全体として減少傾向にあることが判明しました。
特に中国人の購入者は、大幅に減少しています。
2025年前半の累計では、移転件数7,167ユニット、金額287億1000万バーツ。
中国人の購入は、両四半期とも減少しました。
第1四半期:3,919ユニット(前年同期比0.5%減)、金額163億9200万バーツ(同9%減)、80%以上はバンコクとチョンブリー県。
中国人が最大で1,481ユニット、61億1700万バーツ。
第2四半期:3,248ユニット(前年同期比2.2%減)、金額123億1800万バーツ(同16.9%減)、シェアは13.9%で前期の18%から減少しました。
◆外国人購入トップ10(件数・金額)
・中国:899ユニット、3,391百万バーツ
・ミャンマー:533ユニット、1,347百万バーツ
・ロシア:272ユニット、1,061百万バーツ
・台湾:181ユニット、720百万バーツ
・フランス:170ユニット、663百万バーツ
・米国:124ユニット、546百万バーツ
・英国:108ユニット、486百万バーツ
・ドイツ:108ユニット、419百万バーツ
・インド:66ユニット、368百万バーツ
・日本:38ユニット、230百万バーツ
中国人の購入は第2四半期で件数28.8%減、金額39.4%減と継続的に減少傾向が見られます。
REICは、観光客減少に伴い、下半期も中国人の購買力低下が続くと予想しています。
一方、ミャンマーは533ユニットで119.3%増、金額13億4700万バーツで30.9%増となっています。
地震で国内住宅が被害を受けた影響で、タイのコンドミニアム購入が増加したと見られる。
カンボジアは、全体の2%未満でトップ10には入らなかった。