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バンコク、ラチャプラソン地区で防犯強化。マレーシア人夫婦への通り魔・放火事件受け。
- 2025/8/20
- 事件(タイローカル)

8月7日、バンコクで、現在無職の元ボクサーがマレーシア人観光客夫婦にシンナーをかけ火を放つという衝撃的な事件が発生しました。
被害者2人は重傷を負い、通行人がすぐに加害者を取り押さえ、警察が駆け付けました。
この事件を受け8月19日、バンコク・パトゥムワン区のゲイソンプラザで、バンコク警察第5管区とルンピニー警察署が商業地区の防犯強化策を協議する会議を開催しました。
この会議には、警察第5管区司令官が主導し、バンコクホームレス保護センター、パトゥムワン区事務所、ラチャプラソンビジネス協会、そしてBig Cラチャダムリ、The Market、ゲイソンプラザ、セントラルワールド、インターコンチネンタルホテルなど大手商業施設の代表が参加しました。
ルンピニー警察署のインヨット署長が議長を務め、以下6つの主要な方針が決定されました。
①被害者支援:重傷を負ったマレーシア人観光客の回復を継続的に支援。
②ホームレス管理:ラチャプラソン地区におけるホームレスや物乞いの対策を強化し、観光の安全と地域のイメージを維持。
③犯罪抑止:観光客を装った窃盗・両替詐欺などの犯罪者の特定と摘発。
④技術導入:監視カメラとAI監視技術を導入し、観光客の安全を高める。
⑤市民参加:住民が防犯活動に関与できる仕組みを整え、通報ネットワークを構築。
⑥交通管理:「ラチャプラソン モデル」に基づく交通管理で、地域全体の安全を確保し、観光客や住民の信頼を高める。
ラチャプラソン交差点はバンコク中心部の主要観光拠点であり、今回の防犯強化はタイの観光業の信頼維持にとって重要な取り組みとなります。