バンコクと中部10県に注意喚起。チャオプラヤー川の水位上昇に警戒。河川流域に注意。 

8月19日、タイ防災局(DDPM)は、王立灌漑局からの情報を受け、今後数日間の水量予測について発表しました。

予測によりますと8月21日、ナコンサワン県ムアン郡の観測所で、毎秒約1,650〜1,850立方メートルの水量があり、支流からも毎秒約100立方メートルが合流する見込みです。
これにより、チャオプラヤーダム上流での流量は毎秒1,750〜1,950立方メートルとなり、両岸の灌漑システムに毎秒400〜450立方メートルが流入すると予測されています。

そのため、ダム下流では毎秒1,200〜1,500立方メートルの放流が必要となり、低地や堤防外の地域では現在よりも0.10〜0.90メートル水位が上昇する可能性があります。
特に、アーントーン県のポーンペーン運河、アユタヤ県バンバン運河、セーナー郡フアウィアン地区、パクハイ郡ラーチット地区・タディンダーン地区など(ノーイ川流域)が注意すべきエリアとされています。

防災局は、中部10県(ウタイターニー、チェーナート、シンブリー、アーントーン、スパンブリー、アユタヤ、ロッブリー、パトゥムターニー、ノンタブリー、サムットプラカーン)およびバンコク都に対し、特に堤防外の低地で水位を注視するよう要請しました。

さらに、河川沿いの関連機関や民間事業者(堤防工事、川沿いレストラン、公共船着場など)に警戒を呼びかけ、住民に対しても水位上昇に備えて荷物を高所へ移動するよう指示しています。

また、地方自治体や関係機関には堤防の強度点検を求めるとともに、資材や機材を準備し、24時間体制で住民支援に備えるよう要請しました。

住民は政府発表を注視し、厳格に指示に従うことが求められます。
被害や困難が発生した場合は、防災局の公式LINE「ปภ.รับแจ้งเหตุ 1784」(Line ID: @1784DDPM)や災害ホットライン1784に24時間通報可能です。

さらに、防災警報アプリ「THAI DISASTER ALERT」からも随時情報を確認することができます。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る