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タイ国鉄、2025年中にバンコク~バターワース(マレーシア)路線復活へ。
- 2025/8/16
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タイとマレーシアは、2025年中にバンコク~バターワース間の鉄道サービスを再開すると発表しました。
タイ国鉄(SRT)とマレーシアの国営鉄道会社ケレタピ・タナ・メラユ(KTMB)は先週、鉄道開発のさまざまな分野における二国間協力を強化するための合同会議を開催しました。
主な協議内容
・国境を越える列車運行
・バンコク~バターワース路線の復活
・複線鉄道の開発
・乗車券システムの統合
・国境を越える車両の検査と認証
・鉄道観光の推進と共同マーケティング
・緊急時の共同標準作業手順(SOP)の策定
バンコク~バターワース鉄道の再開
今回の会議によって、バンコク~バターワース間の鉄道サービスが再開することで両国は合意しました。
同路線は以前運行されていましたが、マレーシア側の鉄道システム改修に伴い、2016年9月1日からタイ国鉄はバターワース駅までのチケット販売を中止せざるを得ませんでした。
今回の合意により、バンコクの「クルンテープ アピワット中央駅」と、国境のパダンブサールを経由し、ペナン州バターワースを結ぶ直通列車が復活します。
すでに準備が進められており、年内にも運行が再開され、両国間の旅客利便性と観光振興が期待されています。
現在のルートと今後の変化
現在、タイからペナンへ鉄道で旅行する乗客は、クルンテープ アピワット中央駅から出発する45号列車に乗車し、終点のパダンブサールで下車します。
そこで出入国審査を受けた後、乗客はマレーシア側のKTMコミューター列車に乗り換え、バターワースへ向かう必要があります。
さらに、バターワース駅からペナン・セントラル複合施設まで歩き、フェリーでペナン島ジョージタウンへ渡ります。
しかし、バンコク~バターワース直通サービスが復活すれば、パダンブサールでの乗り換えは不要となり、同じ列車で出入国審査を済ませ、そのままバターワースへ直行できるようになります。
これは現在運行中の「バンコク~ビエンチャン直通列車」と同様の仕組みです。