タイ交通違反切符が電子化など新様式に変更。罰金命令が「行政処分」に一元化。8月4日施行。

8月4日より、交通違反の取り締まりに使用される切符の新しいフォーマットがタイ全国で施行されます。
これは、国家警察庁が発表し、官報にて正式に公表されたものになります。

【改正の背景】

・従来の2020年版・2021年版の様式は廃止
・新様式は「罰金命令を訴訟ではなく行政処分として執行する新法」に適合するよう設計
・法的根拠は「2022年 罰金命令法」および「1982年 道路交通法改正第12号」に基づく

◆新しい交通違反切符の3種類の様式

① 通常の紙切符(現場で車に貼付・手渡し)

4枚1組で構成
・白色: 運転者へ手渡しまたは車に貼付
・黄色: 中央データベースへ登録するための関係機関送付用
・ピンク色: 罰金命令を行う政府職員向け
・青色: 発行記録としての控え用

② 郵送用切符(2枚1組)

・1枚目: 運転者・所有者・保有者へ郵送
・2枚目: 発行者による記録保存用の控え

③ 電子切符(e-ใบสั่ง)

・電子形式で車に表示・通知
・細部は官報に添付されたフォーマットに準拠

この改正により、今後は罰金の処理がよりスムーズかつ電子的に管理されることが期待されています。
違反者の記録も中央システムで一元化されるため、透明性の向上と手続きの簡素化が進みます。

電子的にといっても、ナンバープレートもろくについていない車両がそこら中に走っていますが、どのようにとりしまるのでしょうか。
ナンバープレート付けていても偽物の可能性すらかなりありますし。

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